「日本おもちゃ大賞2019」の発表授賞式が11日、都内にて行われ、特撮ドラマ『騎士竜戦隊リュウソウジャー』に登場する変形・合体ロボットの玩具「騎士竜シリーズ01&02&03 竜装合体 DXキシリュウオースリーナイツセット」(8,424円/税込)が、ボーイズ・トイ部門で大賞を受賞した。

2018年度の玩具の国内市場規模は8,398億円で、これは調査開始年度である2001年度以来の好調ぶり。市場全体としては、「遊戯王」や「ポケットモンスター」シリーズに代表される「トレーディングカードゲーム」の活況、女子向け玩具の好調、さらに新ジャンルである「サプライズトイ」が新しい市場を作っていることが、好調の主な要因となっている。

男子向け玩具市場においてロングセラー商品であるスーパー戦隊の変形・合体ロボットが、今回ボーイズ・トイ部門の大賞に選ばれた理由について、主催する一般社団法人 日本玩具協会見本市委員会専門委員の伊吹文昭氏は、「ロングセラー玩具の衝撃的な進化」として、「スーパー戦隊の合体ロボットに"ブロック遊び"がプラス」され、「DXキシリュウオー」が新しいロボット遊びの世界を切り開いている点を取り上げた。

バンダイからは、担当者がアスナ(リュウソウピンク)の衣装で登壇。受賞した「DXキシリュウオー」について、「遊び心地を追求し、新たにリュウソウジョイントを開発しました。キシリュウオーには、バンダイがこれまで培ってきた技術が詰まっています。子どもたちが楽しく遊んでいる姿を見て、感動をもらっています」と喜びを語った。