山陽電気鉄道は4日、3000系のオリジナル鋼製車3030号(4両編成)の車体塗装をツートンカラー(旧標準色)に復刻し、昭和の時代を駆けた懐かしい山陽電車の姿で7月6日から営業運転を行うと発表した。7月5日に貸切列車の運行イベントも実施する。

  • 山陽電気鉄道3000系のオリジナル鋼製車3030号が懐かしのツートンカラーに復刻(写真は1986年夏頃)

同社は新造車両6000系を順次投入し、既存の3000系の置換えを進めている。今回、更新(リフレッシュ)済みの鋼製車・アルミ車以外の車両であるオリジナル鋼製車の中から、3030号(4両編成)について最後の定期検査を行い、これを記念して、鉄道ファンから根強い人気のあるツートンカラー(旧標準色)を復刻するとのこと。

ツートンカラー復刻を記念し、7月5日に貸切列車の運行イベントが実施される。山陽姫路駅改札口外コンコースを集合場所(受付10時40分~)として開催され、山陽姫路駅を11時45分に出発。東二見駅に到着した後、徒歩で東二見車庫に移動し、記念撮影会を実施する。終了時間は13時30分を予定している。参加費は3,000円。記念品も付く。

応募は山陽電車ホームページの申込みフォームにて、6月14日16時59分まで受け付ける。応募多数の場合は抽選となり、当選者のみ後日のメールで返信する。

なお、貸切列車の運行イベントの他にも、引退までの期間中にグッズ発売などさまざまな企画を予定している。ツートンカラー(旧標準色)を復刻した3030号は7月6日から営業運転を行い、2021年春頃まで運転予定とされている。