東京2020組織委員会は6月1日、六本木の東京ミッドタウンで行われたイベント「東京2020オリンピック聖火リレーイベント~みんなのTokyo 2020 Olympic Torch Relay~」にて、聖火ランナーの公式ユニフォームを発表した。

  • 聖火ランナーの公式ユニフォームが発表

    聖火ランナーの公式ユニフォームが発表

開会に先立ち、主催者代表として森会長、来賓代表として小池知事が挨拶を行った。続いて、元シンクロの日本代表で聖火リレー検討委員会委員、武田美保さんが聖火リレーのルート概要を説明した。

  • 聖火リレーのルートを説明する武田美保さん

    聖火リレーのルートを説明する武田美保さん

ユニフォーム発表には、聖火リレー公式アンバサダーの女優・石原さとみさんやお笑いコンビ・サンドウィッチマンの二人が登場。オリンピック3連覇を果たした柔道の野村選手や、パラリンピック3大会連続出場の田口選手もユニフォーム姿で現れた。5人は聖火ランナーの応募を呼びかけ、野村選手は「みんなが応募できる聖火リレーなので、オリンピック・パラリンピックに関わりたいという人はぜひ応募してほしい」とコメントした。

  • トークショーでは聖火ランナーの応募を呼びかけた

    トークショーでは聖火ランナーの応募を呼びかけた

  • 「公式アンバサダーに選ばれて光栄です」と感想を述べた石原さん

    「公式アンバサダーに選ばれて光栄です」と感想を述べた石原さん

コンセプトは「Hope Lights Our Way」

ユニフォームは、デザイナーの尾花大輔氏が監修し「Hope Lights Our Way/希望の道を、つなごう」というコンセプトに基づき、リレーらしさ、日本らしさとともに、東京2020大会の連続性を重視。一人一人の聖火ランナーによって紡がれた1本の希望の道が、聖火によって照らされ、 オリンピック本番へ向かっていく様を、胸の中央にあしらった東京 2020 オリンピック聖火リレーエン ブレムを起点に、大会ルックの市松模様を介して、背中のオリンピックシンボルにつなげることによっ て表現。斜めがけのデザインは、神事に起源を持ち、日本で開催されるリレーで伝統的に使用される襷(たすき)をモチーフにしている。

またユニフォームの素材には、コカ・コーラ社の協力により回収したPETボトルをリサイクルした素材を使用しているとのこと。

  • 東京2020大会聖火リレーランナー公式ユニフォーム

    東京2020大会聖火リレーランナー公式ユニフォーム

  • 聖火リレートーチを持った野村選手が登場

    聖火リレートーチを持った野村選手が登場

続いて野村選手から、聖火リレーのランナー募集について説明が行われた。主なポイントは3つ、「2008年4月1日以前に生まれた方」「国籍・性別は問いません」「走行を希望する都道府県にゆかりのある方」だ。走行距離は1名あたり約200m、約1万人を募集する。また政治的、宗教的メッセージを伝えることを目的とした人は聖火ランナーになることはできないとしている。

  • 聖火リレーのランナー募集説明をする野村選手

    聖火リレーのランナー募集説明をする野村選手

聖火ランナー応募方法

応募方法は、東京 2020 オリンピック聖火リレープレゼンティングパートナーである日本コカ・コーラ・トヨタ自動車・日本生命保険・日本電信電話(NTT)の4社と、各都道府県実行委員会から応募可能。応募期間は日本コカ・コーラが6月17日から、トヨタ自動車・日本生命保険・NTTが6月24日から、各都道府県実行委員会が7月1日から募集を開始し、8月31日までとなっている。応募は、各応募先に1回ずつ最大1人5回まで可能。聖火ランナーの決定発表は2019年の12月以降を予定している。

  • 東京2020組織委員会、森喜朗会長

    東京2020組織委員会、森喜朗会長

  • 挨拶する小池百合子都知事

    挨拶する小池百合子都知事