4月スタートのプライムタイムの民放春ドラマが、概ね折り返し地点を迎えた。ここまでの全話平均視聴率トップは、6話平均で13.3%の天海祐希主演『緊急取調室』(テレビ朝日系、毎週木曜21:00~)となった(視聴率の数字は、ビデオリサーチ調べ・関東地区 ※以下同)。

2019民放春ドラマ中間平均視聴率ランキング

  • 対象は4月スタートのプライムタイム(19~23時)に放送されている地上波民放連続ドラマ。5月20日現在の各話番組平均視聴率(ビデオリサーチ調べ・関東地区)を元に放送時間を加重平均して算出。

『緊急取調室』は、主演の天海自身最長となる3シーズン目に突入した人気シリーズ。初回15.2%と今期トップタイの滑り出しを見せ、以降も13.4%→12.3%→12.6%→13.7%→12.3%と安定して推移している。

2位は井ノ原快彦主演『特捜9 season2』(毎週水曜21:00~)、3位は沢口靖子主演『科捜研の女』(毎週木曜20:00~)で、トップ3をテレ朝の刑事ドラマが独占。『特捜9』は前身の『警視庁捜査一課9係』から13年、『科捜研の女』は20年の長寿シリーズで、長きにわたって親しまれる作品が上位に入った。

(左から)『緊急取調室』天海祐希、『特捜9 season2』寺尾聰、『科捜研の女』沢口靖子

4位は、“月9”4期連続の2ケタスタートとなった『ラジエーションハウス』(フジテレビ系、毎週月曜21:00~)。連休中に一度2ケタを割ったものの持ち直し、直近の第6話(5月13日放送)は番組最高の13.2%をマークしている。

5位は、TBS日曜劇場の福山雅治主演『集団左遷!!』(毎週日曜21:00~)。初回視聴率は13.8%で3位だったが、5回中3回が1ケタとなって順位を落とした。毎クール終盤にかけて数字を伸ばす日曜劇場だが、今後どのような推移を見せるのか。

前クールの1月期は6作品(『相棒』を除く)が全話平均視聴率2ケタをマークしたが、今クールはこの中間平均時点で5作品が2ケタを維持している。