近年、都内で見かけることが多くなったのが、「牛カツ」の店。サラリーマンのランチタイムでも人気のようで、行列している店もある。ところが、恥ずかしながら筆者はまだ食べたことがない。これは一度食べてみなければ……と思っていた矢先、牛カツ専門店「京都勝牛」から新メニューが登場するとの報が。これはチャンス!とばかりに「京都勝牛 渋谷道玄坂店」で実施された試食会に足を運んできた。
これぞ牛かつの新しい楽しみ方!
「京都勝牛」は、2014年に京都で誕生して以来、国内外で71店舗を展開している牛カツ専門店(2019年4月現在)。海外でも、日本食の「GYUKATSU」として徐々に認知度を拡大しているのだとか。そんな「京都勝牛」から今回生まれた新メニューは、「選べる牛カツ」。焼肉のように、好みの肉の部位を選んで食べることができるのだという。
選べる部位は「リブロース」「ロース(ハネシタ)」「タン」「ヒレ」「ウチモモ(黒毛和牛)」の5種類。それぞれを使った新メニューとして「元祖赤・牛ロースカツ膳」(並 税別1,380円 / 大 税別1,580円)「名物白・牛リブロースカツ膳」(並 税別1,280円 / 大 税別1,480円)「牛ヒレカツ京玉膳」(税別1,980円)「牛タンカツねぎ味噌膳」(税別1,680円)「黒毛和牛カツ京玉膳」(税別2,480円)がお目見えした。
また、部位ごとの食べ比べをしたい人向けに、2種の部位を組み合わせた「相盛り膳」もあり。さらに、部位を4種類を食べ比べできる「牛カツ欲張り御膳」(税別2,580円)も用意されている。
ミディアムレアの上質な肉を、好みの食べ方で
テーブルに運ばれてきた牛カツを見ると、衣は薄く、肉はレア状態だ。「京都勝牛」では、牛カツを最も美味しく食べる状態はミディアムレアと考えているそうで、塊から切り出す"本格一枚肉"に徹底的にこだわり抜き、最高の品質だからこそ実現できるミディアムレアで提供している。また、だし醤油や山椒塩、京カレーつけ汁といった個性的な味付けができるのも特徴。それぞれの部位に合った好みの味にして食べることができるのだ。
まずは「ロース(ハネシタ)」にわさびを乗せてだし醤油で食べてみる。60秒で揚がるという薄い衣のサクッとした食感の中から、歯応えがありつつもやわらかい肉の味が染み出してきた。赤身肉をだし醤油につけるとあっさりとしており、しつこくない。
「ウチモモ(黒毛和牛)」は、だしをきかせた特製の半熟卵「京玉」をたっぷりつけて。サシの入った濃厚な牛肉の旨味をさらにトロットロの卵につけて食べるという、なんとも贅沢な味だ。
さらに、麦ごはんの上に卵をトロ~リとかけて食べると、箸が止まらない美味さで、思わず一気にかき込んでしまった。麦ごはんをおかわり自由なので、こんな食べ方もありかも。個人的に5種類の肉の中で一番のおすすめが、「タン」。牛タン独特の歯応えの良さと旨味がまったりとしたねぎ味噌と相まって、他では食べることのできないであろう独特な美味しさとなっていた。
好きな部位を選び、味付けもチョイスして自分好みにカスタマイズして楽しむことができる「京都勝牛」の新メニュー。新しい時代のスタンダードとなる日本食として、注目した方が良さそうだ。揚げ時間60秒という提供の早さもあるので、まずは、ランチタイムに味わってみてはいかがだろうか。
●information
「京都勝牛 渋谷道玄坂店」
東京都渋谷区道玄坂1-19-14 センチュリー渋谷 B1F
営業時間:11~23時(L.O.22時30分)
※ランチ11~16時
休:無