SNSで“バズる”家族たちを描く読売テレビ・日本テレビ系ドラマ『向かいのバズる家族』(毎週木曜23:59~)に出演する俳優の白洲迅。内田理央演じる主人公の恋人役として、さわやかで真っ直ぐな好青年ぶりを見せている。
そんな白洲にインタビューすると、実際にSNSのアカウントを持ちながら「怖い」「恥ずかしい」と活用しきれていないことや、ラーメンを食べるために体を鍛えている…など、意外な素顔を明かしてくれた――。
■自分の今のことを更新するのが恥ずかしい
――今回の作品のテーマを聞いた際の印象はいかがでしたか?
題材がすごくタイムリーで攻めてますよね。演じる役と同じく、僕自身もSNSがちょっと苦手で、なんか怖いイメージがあるんですよ。「バズる」というのはいい意味ですけど、その逆である「炎上」というのもあるわけで、そうなってしまったときの一人ひとりの心理状態を題材に掘り下げていくっていうのは、なかなか興味深いなと感じました。
――ご自身もSNSをやってらっしゃいますけが、怖がりながらやってるという感じなんですか?
そうですね(笑)。しっかり活用してる人が多いですが、僕はそうじゃない派の人間なんです。あまり更新もせず、ちょっと何か言ったことが炎上するんじゃないかとか思って、あまり更新もしないんで…。炎上してる人を見ると、全く予期せぬアプローチから責められてることがあるじゃないですか。それが怖くて。
――揚げ足撮られたりしますもんね。
そうなんですよ。実際、そこまで気にするほどのことじゃないと思うんですけど、自分の今のことを更新するのが恥ずかしくて、なんか苦手で(笑)。それで結構悩んでて、ブログに「何を更新したらいいのか分からない」って書いたことがあるくらいです。
――でも、ファンの皆さんと直接交流できるツールじゃないですか。
そうですね。直にファンの皆さんの声が返ってくるというのは面白いなって思いますけど、そうじゃない声も直に返ってくるじゃないですか…。なんか、ネガティブなことしか言ってないですね(笑)
――せっかくこういった作品をやるわけですから、これからは積極的にSNSを活用したいという思いはあるんですか?
思いはあります。更新しなきゃとも思うので、そこは勉強できたらいいなと思います。
■共感する人はいっぱいいる
――SNSを使って匿名で発信することを毛嫌いするという役柄ですが、共感できますか?
すごく共感しちゃいますね。匿名だからこそ言えちゃうってこともあって、ストレス発散になる分には全然いいと思うんですけど、それで人を傷つけてしまうことが実際に起きているじゃないですか。だからやっぱり、僕の中でSNSというものがすごく怖いものなんですよ。触らぬ神に祟りなしじゃないですけど、ちょっと敬遠しがちなんです。
―― 一方で承認欲求を満たすということへの理解はいかがですか?
その気持ちもすごく理解できます。やっぱりフォロワーが増えていいコメントが多かったらうれしいでしょうしね。でも、そこに縛られてストレスになってる人も絶対いるだろうし。そこに悩みを抱えてる人って、たぶん抱えていない人より多いと思うんですよね。だからこの作品を見ると、共感する方がいっぱいいると思います。
――主演の内田理央さんの印象はいかがですか?
結構前に雑誌の取材で一緒にスチールカットを撮るということがあったんですが、内田さんは全く覚えてらっしゃらなくて(笑)。僕もほぼ覚えていないので、今回が初対面に近いんです。でも共演して、人柄が良くて、マイペースというか、自分の世界観をお持ちの方なのかなって思います。すごくニュートラルでナチュラルな感じ。
――つまり天然さんという感じですか?(笑)
そういうことになりますね(笑)