アタックス・セールス・アソシエイツは4月23日、民間企業の営業職に従事している人を対象とした「日本の営業実態調査2019」の結果を発表した。調査期間は2019年3月1~31日、有効回答は3,360人。

  • 左:評価制度に不満はあるか、右:不満の理由 トップ3

    左:評価制度に不満はあるか、右:不満の理由 トップ3

営業はやりたかった仕事か尋ねたところ、「はい」は40.5%、「いいえ」は59.5%。一方、今、営業にやりがいを「感じる(とても+まあまあ)」と答えた人は83.0%に上った。

評価制度に不満はあるかとの問いには、54.8%が「不満がある(とても+少し)」と回答。不満の理由としては、「評価基準があいまい」が48.7%と最も多く、次いで「上司の好き嫌いが評価に関わる」が38.4%と続いた。また評価制度への満足度は「営業として働き続けたい」という意思を醸成する一方、営業成績には直接的な影響を与えないことがわかった。

昨年度、数値目標を達成した人は47.3%で、約2人に1人にあたる46.1%が未達成だった。未達成の理由としては、「営業戦略が悪かった」が31.0%、「訪問・商談数が少なかった」が30.9%となった。

営業活動で不安に感じることが「ある(とても+時々)」人は85.9%。不安の内容を聞くと、「お客様と関係構築できているか」が51.4%と一番多かった。

1カ月の残業時間は平均32.8時間。理想の残業時間は15.7時間で、割合をみると、「1日1時間以下」が57.2%、「残業ゼロ」が23.3%となった。