JR北海道は19日、JR東日本・JR貨物と連携し、宗谷本線で2019年7~9月に運転する観光列車「風っこ そうや」号の具体的な運転日と停車駅・時刻について発表した。本州エリアの各旅行会社から「風っこ そうや」号の旅行商品も発売される。

  • 「風っこ そうや」号は7月27日から8月12日までの土日祝日(計7日間)に稚内~音威子府間で運転。8月17日から9月8日までの土日(計8日間)は旭川~音威子府間で運転するという

「風っこ そうや」号はJR東日本から「びゅうコースター風っこ」(キハ48形改造車2両編成)を借り受け、同車両の前後にJR北海道の「北海道の恵み」シリーズ車両を連結して運転する。「びゅうコースター風っこ」はおもに陸羽東線・左沢線・石巻線などで臨時列車として運転され、窓ガラスを外すことで風を感じられる車両。車内は木製のボックスシート・テーブル・白熱灯でレトロなあたたかみを演出している。

7月27日から「風っこ そうや」号の運転を開始し、7月28日と8月3・4・10・11・12日の計7日間は稚内駅から音威子府駅まで往復で運転される。「風っこ そうや2号」は稚内駅7時55分発・音威子府駅12時2分着、「風っこ そうや1号」は音威子府駅13時22分発・稚内駅16時55分着。8月17・18・24・25・31日と9月1・7・8日の計8日間は旭川~音威子府間を往復し、「風っこ そうや3号」は旭川駅7時18分発・音威子府駅12時26分着、「風っこ そうや4号」は音威子府駅13時0分発・旭川駅17時43分着となる。

全車指定席で運転され、指定券は乗車日1カ月前の10時から全国の駅の「みどりの窓口」、おもな旅行会社などで発売。「風っこ そうや」号を行程に組み込んだ旅行商品はクラブツーリズム、びゅうトラベルサービス、JTBメディアリテーリング(旅物語)、タビックスジャパンが取り扱い、第1弾となる商品は4月22日以降、本州エリアの各旅行会社で発売されるという。