女優の馬場ふみかが、フジテレビの動画配信サービス・FODのオリジナル連続ドラマ『百合だのかんだの』(5月24日配信開始)に主演することが14日、明らかになた。野島伸司氏が脚本を担当する。

  • 『百合だのかんだの』より=フジテレビ提供

このドラマは、偶然再会した女の子2人が、友情や親友という言葉だけではくくれない関係に発展し、やがてお互いを想い合うという、女性同士の献身的な姿を描くもの。馬場は、主人公・篠原百合役を演じ、その親友・二宮海里役を小島藤子が演じる。

物語は、大学生の百合がストーカーに悩まされているところからスタート。自宅の郵便ポストに使用済みのティッシュが入っているなど、執拗な嫌がらせが続いていたため百合は引っ越しを決め、不動産会社で新しい物件を紹介してもらっていると、案内してくれていた女性社員・海里から「百合ちゃん」と呼びかけられ、小学校の同級生だと告げられる。百合も、当時ジュニアアイドルだった海里のことを思い出し、お互い手を合わせハグするなど、女性特有のコミュニケーションで再会を喜ぶが、海里の言葉やハグの長さなど節々に感じる再会以上の何かに、百合は少し違和感を覚える…。

馬場は「私は基本男性が好きですが、女友達との距離感がとても近くて一緒に歩くときは腕を組みますし、ふざけてキスをしたこともありますので作品にはものすごく共感できました。女性を好きになる気持ちは自分の中にもあると思うし、誰しもふとした瞬間にそれが訪れるかもしれません。この作品は、今の時代だからこそナチュラルに受け入れてもらえるドラマなのではないかと思います。同世代の方だけではなく幅広い世代の方にも見ていただきたいです!」とコメント。

小島は「初めて脚本を読ませていただいた時にこりゃすごいぞと思いました(笑)。今まで演じたことのないキャラクターだったので自分で本当に大丈夫か?と不安もありましたが馬場さんの美しさと魅力に引き込まれすんなり海里になれた気がします、楽しい時間でした。と言いつつ観てくださった方々がどんな反応をするのか今からドキドキです…楽しんで観ていただけたら幸いです」と語った。

野島氏は「キャスティングについては、作品柄からも難航することは容易に考えられたので、馬場ふみかさん、小島藤子さんがこの役を受けてくれたことに感謝しています。2人には借りができました(笑)」と苦笑い。企画・プロデュースのフジテレビ・清水一幸氏は「イマドキ居そうで、居ないような…でも、“あるある”“いるいる”のような…とにかく、難しい役を好演していただきました。野島さんもおっしゃっておりましたが、馬場さん、小島さんには本当に感謝です!」と述べている。

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