ダンス&ボーカルグループ・EXILEのメインボーカルのTAKAHIROが9日、主演映画『僕に、会いたかった』(5月10日公開)の舞台となった島根県隠岐の島・島前高校に、松坂慶子、秋山真太郎、錦織良成監督とともに登場した。

  • 左から秋山真太郎、TAKAHIRO、松坂慶子、錦織良成監督

同作は、島で一二を争う凄腕の漁師の主人公・池田徹(TAKAHIRO)が、とある事故をきっかけに記憶を失い、島の人々の優しさに触れるうちに、新しい自分を見つけ出す家族の絆と再生を描く感動の物語。島根県隠岐の島を舞台にした作品を多く手がける錦織良成監督がメガホンを取り、劇団EXILE所属の秋山真太郎が、プロデューサー兼共同脚本を務める。

メインキャストが高校を訪れた当日は入学式でもあり、新入生や在校生、学校関係者や保護者らが参加。映画の上映前に錦織監督から映画撮影の多大なる協力への感謝と、映画が完成したことの報告が述べられ、続けて「じつは、みんなもお礼が言いたいと来てくれました!」と TAKAHIRO、松坂、秋山が登壇し、場内は大歓声に包まれた。

TAKAHIROは「忘れもしない、クランクインがこの島前高校だったんです。戻ってくることができ、うれしく思います」と笑顔で挨拶。 錦織監督から「脚本を書いた時に思い浮かべたのが松坂さん」というラブコールを受け、出演が決まった松坂も「今日は入学式だったんですって? おめでとうございます。隠岐の島は本当に美しいところで、わたしにとっては神秘的で世界とのつながりを感じる場所です。こういう場所だから、みんなが素直な優しい人に育つのかな。良いところに住まれて、いいですね」と目の前の新入生たちに優しく語りかけた。

秋山は「島前高校の桜並木で、僕が坂道の上から自転車で駆け下りてくるという松坂さんとの共演シーンがクランクインでした」と語り、松坂から 「すごい運動神経で、毎回ぴったりの位置に止まるのよね」と言われると、場内からは笑いも起こる。松坂は撮影以外でも島を散策していたために、TAKAHIROは「ロケ中、車で移動するときに道で松坂さんをお見掛けするんですよ。『すごい! 松坂さん、1人でお散歩されてる!』と驚きました!」と明かす。また「運動場も広いし、鉄棒を使ってロケの空き時間などに 筋トレしたりしていたんです。あと(島留学の生徒が住む)寮の食堂でカレーを食べたりしましたね」と語ると、生徒たちからは大きな驚きの声が上がった。

さらに、急きょ生徒からの質問に答えるQ&Aが開催されると、男子生徒から「TAKAHIROさんはなぜそんなにかっこいいんですか?」と問われたTAKAHIROは「俺にもわかんないんだよね〜(笑)」とニヤリ。「男っていうのは、生き様が出るのかなと。生き様が男をかっこよくすると思う。そしてこれからたくさん恋をすると思うけど……彼女はいるの?」と逆質問すると、男子生徒が「(同じ学校に)彼女いまーす!」と元気よく答え、TAKAHIROも「早いな!」と焦り気味で、秋山とともに「俺たちが同じ年ごろのころは恥ずかしくて言えなかったな……」としみじみと語っていた。