グローバルウェイは4月2日、「仕事にやりがいを感じる都道府県ランキング」を発表した。同ランキングは、2016年4月1日~2018年3月31日の期間中に同社運営のサイト「キャリコネ」にユーザーからの評価が寄せられた企業を抽出し、都道府県別に「仕事のやりがい」評価の平均値を算出したもの。

  • 「仕事にやりがいを感じる都道府県ランキング」

    「仕事にやりがいを感じる都道府県ランキング」

「仕事にやりがいを感じる都道府県ランキング」堂々の1位は、「山口県」(仕事のやりがい評価3.14)だった。山口県といえば、個人規模の紳士服店から世界的アパレルメーカーへと成長したユニクロ(持ち株会社:ファーストリテイリング)が有名だが、口コミには、「誰が正しいかではなく何が正しいかで判断・行動できる会社です。理念に則り、しっかりとした研修制度もあり、成長性が高く、みんなでひとつになって頑張っていける会社です」という評価が寄せられた。

続く2位は、青色LEDを世界へ広げた「日亜化学工業」のある「徳島県」(同3.07)がランクイン。「LEDという比較的新しい技術、ますます広がるマーケット、省エネ・環境などの面での社会貢献度の高さ、そういう点でとてもやりがいを感じる」という声が。

3位にランクインしたのは「秋田県」(同3.02)で、日本の伝統芸能のすばらしさを国内外に発信する「劇団わらび座」について、「文化を売りにしているぶんだけお客様からの感動の声が直にこちらに伝わって、それがこちらのやる気になるので、モチベーションを保ちやすい」という口コミが寄せられた。

以下、4位「東京都」(同3.00)、5位「鳥取県」(同2.99)、6位「京都府」「沖縄県」(同2.98)、8位「愛媛県」「香川県」(同2.95)、10位「千葉県」(同2.94)と続いた。

「仕事のやりがい」評価が高かった企業は、若いうちから責任のある仕事を任されたり、裁量権が大きかったりする傾向にあることが、社員の口コミからうかがえた。

また、山口のユニクロをはじめ、社員数6名から大手食品メーカーとなった愛媛の日本食研ホールディングスなど、ジャパニーズ・ドリームを実現した企業が生まれている中国・四国地方が、上位10都道府県のうち半数を占める結果となった。