NHK連続テレビ小説のバトンタッチセレモニーが26日、東京・渋谷のNHKで行われ、現在放送中の『まんぷく』主演の安藤サクラと、4月1日スタートの『なつぞら』主演の広瀬すずが出席。受け継がれている“朝ドラバトン”が安藤から広瀬へと手渡された。
『なつぞら』に登場する録音スタジオのセットで行われたバトンタッチセレモニー。広瀬は、「(『まんぷく』の)オープニングの主題歌とともにスタジオに入るという毎日だったので、今大阪でも撮られているのかなと想像したり。実際大変な部分はたくさんあるので、それを終えられて『本当にお疲れ様でした』という気持ちでいっぱいです」と安藤を労い、「まだ放送開始するという実感は正直なくて、まだ『まんぷく』を見てたいなという気持ちもあり、でも、ネットニュースで見た景色に自分がいて、本当に始まるんだなと実感しました」とバトンを受け取った感想を語った。
安藤は「『健康に気を付けて頑張って』というのが一番の思い」とエール。「私は松下奈緒ちゃんから『ヒロインにしかわからない気持ちがどこかにあるから』って言ってもらったときに温かい気持ちになった。100人以上ヒロインの人がいるから、何か困ったことがあったら誰かに電話して、私にでも、連絡先知らないけど連絡してくれたら『頑張れ』くらいは言えると思うので。夫も『なつぞら』に出ているので家の電話番号でも。頑張ってください!」と安藤らしい優しさあふれるメッセージを送った。
安藤はまた、「ヒロインをやって朝ドラの魅力を一視聴者としてもわかったので『なつぞら』がすごく楽しみです」とコメント。『なつぞら』で描かれるアニメーションの現場でも即席ラーメンが役立っていたという話を聞くと、「どこか隅の方に“まんぷくヌードル”が見えたら、一視聴者としても、『まんぷく』ファンとしても、『なつぞら』ファンとしてもうれしいのかななんて。あわよくば、同じ時代ならばエキストラに福ちゃんとか。通行人でいいからちょっと…。そんなことがあったら楽しそうですよね? 100作目ですから!」と福子出演を提案し、笑いと拍手が起こった。
ドラマゆかりの品を贈り合う恒例のプレゼント交換も行われ、安藤は、『まんぷく』の劇中で完成した「まんぷくヌードル」を『なつぞら』デザインに仕上げたスペシャルバージョンをプレゼント。広瀬は、十勝ロケで地域の人から差し入れされた広瀬お気に入りの一品である「とろーりチーズパン」を贈り、2人とも「すごーい!」「めっちゃおいしい!」と感激していた。