近畿日本ツーリスト首都圏と東武トップツアーズは、2つに分かれていた三陸鉄道の路線がこの春、リアス線として一貫運行を開始することを記念し、共同で企画した旅行商品「リアス線新区間貸切運行と三陸旨いもの満喫2日間」を発売している。

  • 三陸鉄道の列車(三陸鉄道提供)

出発日は3月26日、4月6日、9月14日の3日間。リアス線新区間のうち、海が見える風光明媚な区間(陸中山田~鵜住居間)は貸切運行に乗車し、美しい景色をゆっくりと堪能する。三陸の味覚が楽しめるのもポイントのひとつで、1日目の昼食は「山田かき小屋」で殻付き牡蠣などの「貝盛りセット」、1日目の夕食は三陸の海の幸たっぷりの海鮮料理、2日目の昼食は宮古の新たなご当地メニュー「瓶ドン」がそれぞれ味わえる。

3・4月出発分では、震災後にいち早くスーパーを再開させた、山田町「びはんストア」の専務に復興への取組みを聞く時間を設ける。9月出発分では、神輿の豪快さを楽しむ地元のお祭り「やまだ祭り」を観覧する。その他、山田湾クルーズと養殖いかだ見学、『ひょっこりひょうたん島』のモデルとなった大槌町・蓬莱島遠望、みやこ浄土ヶ浜遊覧船などの行程が組まれている。旅行代金は、東京発着2~5名1室利用で5万6,800円。近畿日本ツーリストと東武トップツアーズのウェブサイトにて申込みを受け付ける。

  • かき小屋イメージ

  • 海鮮料理イメージ

三陸鉄道リアス線の一貫運行は3月23日からスタート。JR山田線宮古~釜石間が三陸鉄道へ移管されることにより、これまで北リアス線・南リアス線に分かれていた路線が盛駅から久慈駅までひとつにつながる。