今年で13回目となる東京マラソン2019が3月3日、開催された。種目は「マラソン」「車いすマラソン」「10km」「車いす10km」があり、過去最多となるのべ38,000人のランナーが東京の街を走り抜けた。

  • 「東京マラソンEXPO 2019」には過去最多となる38,000人のランナーが参加した

    東京マラソン2019には過去最多となる38,000人のランナーが参加した

大会当日は朝からあいにくの雨となり、スタート時の気温は約6度と真冬並みの寒さとなった。降りしきる雨の中、東京都庁を9時05分に車いすの部が、9時10分にはマラソンの部がそれぞれスタート。飯田橋、神田、日本橋、浅草雷門、両国、門前仲町、銀座、高輪、日比谷を通り、東京駅前・御幸通りまでの42.195kmのコースでタイムを競った。

  • 車いすの部

    車いすの部

アップダウンの起伏が比較的少ないコースで好記録も期待されたものの、やはりマラソンに不向きなコンディションに各ランナーが苦しめられたえ。29km手前で棄権した日本記録保持者の大迫傑選手をはじめとする日本人選手もタイムが伸び悩み、2時間10分21秒で5位に入った大学生の堀尾謙介選手が日本人最高位だった。

コース38km地点の増上寺前には、久光製薬の「筋肉ケアブース」が設けられており、多くの一般ランナーが最後のひと踏ん張りのためにスプレーをする姿が見られた。また、ブースでは参加ランナーにエアーサロンパスのサンプリングも行われていた。

結局、マラソン男子はビルハヌ・レゲセ選手(2時間4分48秒)が、女子はルティ・アガ選手(2時間20分40秒)がそれぞれ優勝。車いすマラソン男子はマルセル・フグ選手(1時間30分44秒)が、女子はマニュエラ・シャー選手(1時間46分57秒)がそれぞれ栄光を手にした。

  • マラソン男子で優勝したビルハヌ・レゲセ選手

    マラソン男子で優勝したビルハヌ・レゲセ選手

(C) 東京マラソン財団