俳優の窪田正孝と女優の本田翼がこのほど、フジテレビ系月9ドラマ『ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~』(4月8日スタート、毎週月曜21:00~ ※初回30分拡大)の取材に応じ、早くもコンビネーションの良さを見せた。

  • 本田翼(左)と窪田正孝

このドラマは、『グランドジャンプ』(集英社)で連載中の同名コミックが原作。窪田演じる五十嵐唯織は、写真には必ず“真実”が写ると信じている診療放射線技師。アメリカで最も権威ある放射線科医から認められた後に帰国し、ヒロインの甘春杏(本田)が放射線科医として勤務する甘春総合病院で働き始めることになる。

“平成最後の月9主演”に、窪田は「あんまり平成最後とかいう感覚や、月9だからこうしよう、ああしようというのは正直ないんです。でも、これだけ記者の皆さんが来てくれるので、今身にしみています(笑)」と率直な心境を明かし、「医療ものの経験はあまりないので、数々の名作がありますが、その中の1つになれるように、みんなで一丸となってできたらいいなと思ってます」と抱負。

本田は「初めての女医役で、放射線科医と放射線技師を扱ったドラマも今までなかったんですね。今までの医療もののドラマが参考にはならない作品になっているので、自分の中で放射線科医という役柄をちゃんと突き詰めていかなきゃいけないなと思ってます。先日病院にも伺わせてもらって、現場の声を聞かせてもらいました」と意気込みを表明した。

自身の役柄について、窪田は「まっすぐ過ぎて人とのズレがあるんですね。ちょっとアホなのかなと思う瞬間もあるんですけど(笑)」といい、本田は「視聴者の方から見たら少しは嫌なタイプの人間に映ると思うんですね。だけど、何か裏があるんだと見ている方に思ってもらえるように心がけて演じたいと思います」と語る。

そんな2人の役衣装写真も初公開されたが、共演するのは7年前のCM以来とのこと。久々の再会に、窪田が「それから変わらないバッサーだったので、すごく安心感があり…」と言いかけたところで、本田は「今日初めて『バッサー』って呼びましたね!」とニヤリ。窪田は「呼び方を思い出したんです(笑)」と返しながら、「気負わない感じとか、すごくナチュラルに芝居や世界観に入っていく感じもあらためて感じましたし、この人の背中を追っていきたいなってすごく思いました」と絶賛した。

それを受け、本田は「ありがとうございます」と感謝しながら、「『デスノート』なども見て、繊細なお芝居をされて、朝ドラも決まって、ご活躍がすごいなあと思って。7年前に共演して、今もまた一緒にできるというのはすごくうれしいです」と喜びを述べると、窪田は「なんかおごります」とご満悦。本田は「よしっ、やったー」と笑顔で、テンポ良い掛け合いを見せていた。

また、放射線科医と放射線技師の話ということで、わずかな変化に気付きやすいタイプかという質問が飛ぶと、窪田は「どっちかというと気づかないほうだと思います。(女性が)前髪1センチ切ったんじゃ分かんないことありますよね。『変わったね』って言ってみたりしても、実は全然変わってなくて、じゃあ何も言わないほうがいいのかなと思ったりもします(笑)」と回答。一方の本田も「私も『あれ髪切った?』って言って外れるタイプなので、わりと鈍感なほうじゃないですかね。『言って!』って感じですよね」と、窪田に共感した。