俳優の菅田将暉が主演する日本テレビ系ドラマ『3年A組-今から皆さんは、人質です-』(毎週日曜22:30~)。24日に放送された第8話では、菅田演じる一颯が、生徒たちの成長に涙する場面があった(※以下、ネタバレ要素があります)。

  • 永野芽郁(左)と菅田将暉=日本テレビ提供

菅田演じる美術教師・柊一颯が、卒業直前のタイミングで、永野芽郁演じる生徒・茅野さくららを人質にとり、数カ月前に自ら命を落とした景山澪奈(上白石萌歌)の死の真相について授業を行うという衝撃の学園ミステリー。第8話では、“自習”となった生徒たちが、防犯カメラの映像とされるものをフェイク動画と見破り、西崎颯真(今井悠貴)がその事実をSNSで告発しようとした。

しかし、西崎をタックルして阻止したのは、同じ電脳部に所属し、最初にフェイクと見破った堀部瑠奈(森七菜)。一颯が唱えた「大事な決断をするときは、グッと踏みとどまって、クルッと頭を一周させれば、パッと正しい答えが浮かぶ」という“グッ クルッ パッ”を思い出させ、「もっとちゃんと考えよう!」と、涙ながらに訴えた。

それを聞き、「もう1回整理しよう」と冷静になった生徒たちが議論し始める姿をモニターで見ていた一颯も、また涙。「届いてたんだなぁ。1人1人が、目の前にある問題とどう向き合うべきか。想像力を働かせて、いろんな可能性を鑑みる。自分だったらどうするか、相手が自分だったらどうすべきかを考えて、それぞれの思いをぶつけ合う。俺の伝えたかったことがちゃんと、届いてたんだな…」と、しみじみ語った。

同ドラマおなじみの一颯の“説教”が、8話で行われることはなく、SNS上では「先生の『届いてたんだなあ』泣ける」「おもわずもらい泣きしてしまった」と胸を打たれた視聴者が相次いでいる。

次回3月3日放送の第9話は、物語の時を変え、数年後の3月9日へ。3年A組の生徒たちがそれぞれの人生を歩み、再びこの教室へと集まってきた。懐かしむ一同の前には、一颯の遺影が。彼らが集まった理由は、亡き一颯の三回忌だった…。

  • 今井悠貴(左)と森七菜=同