叡山電鉄は22日、観光列車「ひえい」を初のイベント列車として使用し、車内で京料理の特別弁当と京の銘酒が味わえる「えいでん美食電車」(限定20名)を3月17日に運行すると発表した。
「えいでん美食電車」は、デビュー以来、独特な外観や非日常感あふれる内装が好評となっている観光列車「ひえい」を使用し、限定20名という少人数のイベント列車として運行。車内では、創業以来440年にわたって京料理を守り続ける老舗料亭「山ばな平八茶屋」が、この日のためだけに旬の食材で丹精込めて設えた京料理の特別弁当と、左京区で唯一の酒蔵「松井酒造」が料理に合うよう厳選した京の銘酒を楽しめる。
当日は「山ばな平八茶屋」主人の園部晋吾氏、「松井酒造」主人の松井治右衛門氏が乗車。料理と酒の解説も行われる。
開業当時の大正ロマンを感じさせる八瀬比叡山口駅の「駅テラス」では、和洋折衷のスイーツで人気を集める老舗和菓子屋「一乗寺中谷」による甘味も用意。三代目若旦那の中林英昭氏による解説を聞くこともできる。
「えいでん美食電車」は3月17日、叡山電車出町柳駅にて11時50分から受付開始し、12時10分に同駅を出発。13時2分に八瀬比叡山口駅に到着し、「駅テラス」で約50分間の休憩後、折り返して出町柳駅に14時8分に到着する。参加料金は1人1万3,000円。応募は往復はがきにて行い、3月4日必着で、応募者多数の場合は抽選となる。