かんき出版は2月18日、『最短最速で目標を達成するOKRマネジメント入門』(天野勝 著/OKR Japan監修/税込1,836円)を発売する。

  • 『最短最速で目標を達成するOKRマネジメント入門』(天野勝 著/OKR Japan監修/税込1,836円)

OKR=Objective and Key Result

「1人が一人前の仕事をしているのに、5人で仕事をすると4人分の成果しか得られない」「5人分の仕事をしようとするとなぜか7人必要になってしまう……」。そうした状況になるのは、人が集まったときにはほとんどの場合において、一人ひとりの力を出す向きが異なるから。

そんなとき、何がゴールかを明確にすると、チームの方向性をそろえられるようになる。このゴールをチームに示すことが、リーダーに求められる最大の役割という。リーダーがサーバント型のリーダーシップを発揮し、チームのパフォーマンスと成果を最大化するための目標を設定・管理する手法が「OKR」。

  • 『最短最速で目標を達成するOKRマネジメント入門』より

OKRとは、「Objective and Key Result」の略。「ワクワクする目的」(=O)を1つ決め、その達成度を測る「数値目標」(=KR)を3〜5つあげて、組織、チームの目標達成を目指すフレームワークとなる。GoogleやFacebook、インテルなどシリコンバレーの成長企業も採用していることもあり、近年注目を集めている。

スタートアップだけでなく一般の企業においてもOKRは有用で、MBOやKPIといった目標管理の仕組みがすでに導入されている場合にも、これらとOKRを組み合わせて使うことも可能とのこと。

OKRの基本から運用方法までを解説した入門書

『最短最速で目標を達成するOKRマネジメント入門』では、「OKRって何?」という初心者にも、OKRを実践してみたい人にも役立つように、OKRの基本から具体的な導入方法、便利なツールまで丁寧にわかりやすく解説。OKRを活用して、チームとしての成果を向上していくヒントを紹介する。

著者の天野勝氏は、永和システムマネジメント コンサルティングセンター センター長で、OKR Japanマスターファシリテータ第一号。オブジェクト指向をはじめとするソフトウェア開発技術および、アジャイルソフトウェア開発手法の導入に関するコンサルタントとして活躍。ソフトウェア開発現場を楽しいものとするため、アジャイルソフトウェア開発の実践・コンサルティングから得られた知見をもとに体系化した、チームファシリテーションの普及に注力している。アジャイル開発コーチ業務でかかわった顧客は、キヤノン、富士通、オリンパス、本田技研工業、ヤフー、ビッグローブ、NTTデータCCSなど。

監修のOKR Japanは、Googleやインテルなどの名だたる成長企業が導入する目標管理手法「OKR」の普及を行う団体。OKRの恩恵をより多くの人が受けられるようにすることを「Objective」として活動している。