ダンス&ボーカルグループ・GENERATIONS from EXILE TRIBEの片寄涼太がこのほど、日本テレビ系ドラマ『3年A組-今から皆さんは、人質です-』(毎週日曜22:30~)の撮影の合間に取材に応じ、周囲の反響や撮影現場の雰囲気などを明かした。

  • GENERATIONS from EXILE TRIBEの片寄涼太 撮影:蔦野裕

■小森隼が「もれなく泣いた」

菅田将暉演じる美術教師・柊一颯が、卒業直前のタイミングで、永野芽郁演じる生徒・茅野さくららを人質にとり、数カ月前に自ら命を落とした景山澪奈(上白石萌歌)の死の真相について授業を行うという衝撃の学園ミステリー。片寄は、学校一の悪大将・甲斐隼人を演じている。

ここまでの撮影を振り返り「最初の頃はみんな探りながらという雰囲気もありつつ、少しずつなじんできて、7話を撮ってる今は雰囲気もつかめてきて、生徒みんなはいいチームになってきてるのかな」と実感を語る片寄。ドラマは大きな話題を呼んでいるが、「いろんな方に『面白いね』とか『見たよ』という言葉をいただけるので、そんな作品に出させていただいていることは、すごくありがたいなと感じています」と謙虚に語った。

また、第4話で甲斐について、母親が介護生活になり、家族を養うため、大好きなダンスを辞めて金を稼がなければならなかったという背景が描かれたことで、「『結構いい子だったんだね』という言葉をもらえたのは、ちょっと面白かったです(笑)」と意外な反響を楽しんでいる様子。

GENERATIONSのメンバーは「みんな面白いと言ってくれています」というが、特にハマっているのは、毎週Twitterで感想を投稿する小森隼。「OA後にLINEしてきて『おまえが内通者か?』って聞いてきたりとか、『たぶんあいつがあやしい』とか、俺に言ってどうするんだよっていうことを送ってきて(笑)。それで『来週もお付き合いください』って返事するんですけど、そうすると『いつも教えてくれないね』と言ってきます(笑)。続きが気になって仕方がないみたいですね」といい、“甲斐回”の第4話は「もれなく泣いた」と言ってくれたそうだ。

■今田美桜の差し入れに大興奮

教室での密室劇が続くが、「イスの座り方っていろいろあるんだなとか、考えるとバリエーションが出てくるんです(笑)」と新たな発見があったそう。ちなみに、甲斐の座り方は「“ドヘっ”としてますかね(笑)。きちっとは座らないですかね」とのことだ。

生徒が皆寝ているシーンでも、「みんなの“寝”のバリエーションも増えてきて、さすがだなと思います(笑)」と感心。そうした動きは「結構任せてもらえてる部分は多いですね。台本の都合上の動きだったり、誰と誰がそのあと話さなければいけないといった段取りがある中での位置関係というのは監督から作ってくれますけど、そういう自由な部分あります」という。

撮影の合間で、セットを出た前室では「結構和気あいあいと話してる時間が多いですね。もちろんお芝居の話をしている子たちも多いですし、自分自身も気になるところとかどうなんだろうという話は結構みんなとします」という雰囲気。また、「差し入れがすごく多いです。今田美桜ちゃんが手羽先の差し入れをしてくれて、僕と(若林)時英君は差し入れ話で盛り上がるんですけど、『手羽先やばいっすね!』って向こうが言ってきたんで『ヤバいね!』っていう話はしましたね」と、何気ない会話を思い出していた。

ただ、生徒役の中では、川栄李奈、高尾悠希とともに24歳で年長組の片寄。「19~20歳のメンバーもすごい多いので、そこでの流行りはあるかもしれないですけど…」と、世代差を感じて苦笑いしていた。

エンディングでは、毎回ザ・クロマニヨンズの主題歌「生きる」に乗せて、生徒たちのスナップショットが次々に映し出されるが、この撮影は「シチュエーションが決まってて、なんとなくそこで生まれた写真が使われています。帰り際のショットを撮ったんですけど、それはみんな見てる中で撮ったので、めちゃ恥ずかしかったです(笑)」と回想。本当の学校の生徒同士のような仲の良さが伺える。

■「朝礼体操」GENERATIONSメンバーにイジられる

また、話題となっている「朝礼体操」については「ビックリしましたね。自分も踊らせていただいてるんですけど、結構恥ずかしいです」と意外な感想。その理由は「自分は、グループではどちらかと言うと歌うほうなので、絶対メンバーにイジられるだろうなってたんですよ。案の定『めっちゃちゃんと踊ってんじゃん!』って、めちゃくちゃイジられてますね(笑)」。

ダンスの難易度は「最初見たときは難しいんじゃないかと思ったんですけど、生徒の皆さんもバッチリ踊られるので、世代かな…って感じがしてますね(笑)」と感心。アドバイスを求められると、「1つずつゆっくり分解して踊るのがいいんじゃないですかね。あと、日本人がとっても苦手な“裏取り”がダンスには必須なので、裏拍を感じることがすごく重要なのかなって思います」と答えてくれた。

取材時間が「残り1分」と告げられると、「『残り1分』って言われると、なんか爆発しそうですね(笑)」と、すっかりドラマの世界観が染み込んでいる様子の片寄。きょう10日放送の第6話は「笑顔も多いと思います。世間とのギャップが一種のテーマにもなってると思うので、6話は意外な始まり方をすると思います」と予告した。

  • 2月10日放送の第6話より (C)NTV