2018年上期のNHK連続テレビ小説『半分、青い。』でヒロイン・鈴愛を演じた女優の永野芽郁が、「2019年第43回エランドール賞」の新人賞を受賞し7日、都内ホテルで行われた授賞式に出席。お祝いゲストとして同ドラマで共演した俳優の佐藤健が駆けつけた。

  • 佐藤健と永野芽郁

    佐藤健と永野芽郁

一年を通して優秀な活躍をした俳優や映画・ドラマ等を表彰する同賞。『半分、青い。』でのヒロイン・鈴愛役の演技が評価されて受賞した永野は「私は小学校3年生で芸能界に入って、毎回作品に入ると自信がなくなる瞬間もたくさんあって、それを救ってくれたのが温かい作品やスタッフさん。いつも私のマイナスな気持ちをハッピーな気持ちにしてくれたので、どの作品も私の中で輝き続けています」と感謝の思いを述べ、「昨年、『半分、青い。』という大きな作品をやらせていただいて、今ここに立ってごあいさつできていることを誇りに、賞をいただいたことを誇りに、これから少しずつ皆さんの前でお話できる機会を作れるように頑張っていきたいと思います」とあいさつした。

そして、お祝いゲストとして『半分、青い。』で鈴愛の幼なじみ・律を演じた佐藤が登場すると、会場から歓声が。佐藤は「現場では永野さんに驚かされるばかりの日々でした」と語り始めるも、至近距離で聞く永野に「近い!」とツッコミ。会場の笑いを誘ってから「鈴愛はよく泣く子だったので泣きのシーンが多かったのですが、彼女は必ず毎回1テイク目で最高の演技をしてくれる。それを当たり前のことにしていましたが、永野さんは裏ではどれだけ準備をして気持ちを高めていたのか、一番近くで見ていた同業者の1人として少しは理解しているつもりです」と共演者として寄り添った。

続けて、「この場では、スタッフ・キャストを代表して感謝の言葉をお伝えしたいと思います」と前置きしてから、「『半分、青い。』は、あなたの存在なくしてありえませんでした。18歳の10カ月間という貴重な時間をこの作品に捧げてくれて本当にありがとうございました」とメッセージ。感激して照れ笑いを浮かべる永野に歩み寄り、降壇時には永野の背中をそっと手を添えてエスコートした。

永野のほか、『半分、青い。』に出演していた志尊淳と中村倫也も新人賞を受賞し、制作統括を務めた勝田夏子氏もプロデューサー賞を受賞。志尊のお祝いゲストとして共演の井川遥、勝田氏のお祝いゲストとして脚本家の北川悦吏子氏が駆けつけ、『半分、青い。』陣が大集結した。

  • 佐藤健と永野芽郁
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「2019年第43回エランドール賞」受賞者

●新人賞
志尊淳、葵わかな、田中圭、永野芽郁、中村倫也、松岡茉優

●プロデューサー賞
映画『劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』増本淳(元フジテレビ)
テレビ『半分、青い。』勝田夏子(NHK)

●プロデューサー奨励賞
映画『カメラを止めるな!』上田慎一郎(監督)・市橋浩治(ENBUゼミナール)
テレビ『おっさんずラブ』三輪祐見子(テレビ朝日)・貴島彩理(同)・神馬由季(アズバーズ)・松野千鶴子(同)

●特別賞
『万引き家族』製作チーム

●アクターズセミナー受賞者
島丈明、梛野里佳子、林大樹、東野絢香、牧田哲也