エン・ジャパンは1月22日、「ワークライフバランス」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査は2018年11月29日~12月26日、同社運営のサイト「エン派遣」を利用するユーザー1,112名を対象に、インターネットで行われた。
はじめに、現在のワークライフバランスについてどう感じているか聞いたところ、27%が「良い」と回答。昨年同調査より9ポイント上昇した。雇用形態別にみると、「良い」の割合が最も高かったのは「契約社員」で35%。次いで「派遣社員」(29%)、「アルバイト」(27%)と続き、最下位は「フリーランス」(19%)となった。
続いて、ワークライフバランスが悪いと答えた人に改善策を聞いたところ、いずれの雇用形態でも「働きに見合った報酬が得られる」(正社員74%、派遣社員57%、契約社員68%、アルバイト67%、フリーランス57%)が最多に。また、正社員と契約社員は「やりがいを感じられる仕事を選ぶ」(正社員40%、契約社員43%)、派遣社員は「生活の変化に関わらず働ける環境が整う」(46%)の割合も高かった。
次に、「現在の平均勤務時間や平均勤務日数についてどう感じていますか?」と質問した。その結果、「ちょうどいい」の比率が最も高かった雇用形態は「アルバイト」で57%。次いで「派遣社員」(55%)、「契約社員」(50%)、「フリーランス」(48%)、「正社員」(40%)と続いた。また、「長い」は「正社員」(55%)、「短い」は「フリーランス」(25%)がそれぞれ最多となった。
現在の平均勤務時間については、「正社員」は「8時間以上」が65%(8時間~9時間未満39%、9時間以上26%)と、他の雇用形態よりも長い一方、「アルバイト」は「8時間未満」が85%(4時間未満10%、4時間~6時間未満42%、6時間~7時間未満18%、7時間~8時間未満15%)と、他の雇用形態よりも勤務時間が短いことが明らかとなった。
最後に「次のお仕事を検討する際、ワークライフバランスを考慮しますか?」と尋ねたところ、91%が「考慮する」と回答。理由を聞くと、「資格取得のための時間を確保したいから」(25歳女性)、「心身に余裕がないと、家族にも影響をきたしてしまうから」(33歳女性)といった声が挙がった。