JR東日本は22日、乗ること自体が目的となる「のってたのしい列車」の2019年度上期の運転日について発表した。この中で、「きらきらうえつ」が9月29日の運転をもって金・土・休日を中心とした新潟~酒田間の定期的な運行を終了することが発表された。
「きらきらうえつ」は特急形電車485系を改造した4両編成。着地型のジョイフルトレインとして、2001年11月にデビューした。現在は週末を中心に新潟~酒田間(白新線・羽越本線経由)で運転されるほか、秋田駅まで延長運転を行う日もある。客室のシートはリクライニング式で、席と席の間が広く、大型タイプの窓から日本海の雄大なパノラマを楽しめる。1・4号車の運転台付近に簡易展望スペースも。2号車のラウンジカーは「茶屋(売店)」を併設しており、弁当や沿線の地酒などが販売される。
同列車の通常の運転時刻は、下りが新潟駅10時11分発・酒田駅12時51分着、上りが酒田駅16時10分発・新潟駅18時31分着。今年3月以降も週末の金~日曜日を中心に、ゴールデンウィーク期間中は4月26日から5月6日まで毎日運転される。祝日を含む3月21~24日と7月12~15日は秋田駅まで延長され、運転時刻は下りが新潟駅9時31分発・秋田駅13時47分着、上りが秋田駅14時7分発・新潟駅18時31分着となる。
夏休み期間中の7月26日から8月8日まで「マリンダイヤ」(運転予定のない7月30日、8月6日は除く)を実施し、下りは新潟駅10時11分発・酒田駅13時14分着で運転。日本海の景色を楽しめるように、桑川~今川間で速度を落として運転士、桑川駅で15分間停車する。8月9日以降、下り・上りともに通常の運転時刻で、8月25日までほぼ毎日運転(運転予定のない8月20日は除く)される。
その後は8月30・31日、9月6~8日に新潟~酒田間を通常の時刻で運転、9月13~16日に新潟~秋田間で運転、9月20~23日と9月27~29日に新潟~酒田間を通常の時刻で運転する予定となっている。「きらきらうえつ」は全車指定席の快速列車として運転され、乗車券の他に指定席券が別途必要となる。