エン・ジャパンは1月18日、「定年延長」に関する意識調査の結果を発表した。調査期間は2018年11月30日~12月27日、調査対象は「ミドルの転職」を利用する35歳以上のユーザー、有効回答は970人。

定年延長のメリット、1位「定期収入を得られる期間が延びる」

  • 定年が延長された際のメリットは何だと思いますか?(複数回答可)

高年齢者雇用安定法の改正により、雇用継続年齢が65歳から70歳へ引き上げられる可能性がある。そこで定年延長に賛成か尋ねたところ、83%が「賛成」と回答。定年延長の年齢が"70歳"というのは妥当かとの問いに対しては、「妥当だと思う」が半数近い48%を占めた。

定年延長のメリットを聞くと、「定期収入を得られる期間が延びる」が71%と最も多く、以下、「社会参加を継続できる」が57%、「仕事のやり甲斐が生きがいにつながる」が46%と続いた。

反対にデメリットとしては、「年金減額の可能性」が44%で最多。次いで「健康上の不安がある」が39%、「長年働き続ける将来を考えると気分が落ち込む」が18%となった。

定年延長はキャリアプランを見直すきっかけになるか質問すると、67%が「はい」と回答。具体的には、「これまでの経験が活かせる別企業への転職を検討する」が49%、「新しい経験が積める別企業への転職を検討する」が37%など、別企業への転職に前向きな声が多く、特に50代でその傾向が著しいことがわかった。