部屋の契約が済んで、あとは家具を運ぶだけの状態になれば、新生活はすぐそこです。ようやくひと安心…と思いたいところですが、まだ確認すべきことがあるかもしれません。そこで今回は、家具を運ぶ前に室内でやっておきたいことについて不動産・住生活ライターの高田七穂さんにお話を聞きました。
引越し入居前にすること
いよいよ念願の一人暮らし。家具を運ぶ前に室内でやっておきたいことはある?
お部屋の鍵をもらったら、室内の汚れやキズなどの状態を記入する「現況確認書」を渡される例が増えています。退去時の原状回復のトラブルを避けるためのものですから、気づいた点は細かく記入しておきましょう。家具を入れてしまうと見えなくなってしまうため、引っ越し前に行うようにしたいものです。確認書が渡されない場合、自分でメモしたり、各場所の日付を入れた写真を撮っておいたりします。
チェックの際は、壁紙や床、天井などの汚れやキズに加え、次のような点も忘れないようにしましょう。
(窓や網戸、ドア、引き戸、クローゼットの扉などがスムーズに動くかどうか、破損したところはないか)
・キッチンや浴室、洗面室、トイレなど、水はスムーズに出るか、流れる際も詰まりが見られないか
・エアコンや照明器具、ガスコンロ、換気扇、給湯器など、元から設置されている設備はきちんと作動するか
・浴室や洗濯機置き場、洗面ボウル、トイレの便器などプラスチックや陶器製のものにひび割れがないか
・押入れや戸棚の内部など普段見えない個所にカビや汚れ、破損がないか
・バルコニーに置かれているものはないか
これらは内覧時にも確認すると思いますが、改めて入居前にも見てみましょう。なかでも注意したいのはエアコンです。例えば、入居が春だった場合。スイッチを入れるのはまだ先が一般的でしょう。けれども、使う頃になって動かなかったとしても、元々の問題なのか、入居してから起きたことなのかが判断しづらいものです。ですから、スイッチを入れて、冷房と暖房が快適に作動するかを確認します。
もし、不具合が見つかったなら、すぐに不動産会社や大家さんに連絡をして状況を伝えましょう。連絡をするのは、物件の契約をした不動産会社ではなく建物を管理する会社です。契約書に連絡先が書かれているはずなので、そちらに電話してみましょう。
高田七穂(たかだ なお):不動産・住生活ライター。住まいの選び方や管理、リフォーム、住まいにまつわる暮らし方などを専門に執筆。モットーは「住む側や消費者の視点」。「夕刊フジ」にて『住まいの処方銭』連載中
