小田急電鉄と京王電鉄は25日、下北沢駅に「小田急中央口」(小田急線)・「京王中央口」(京王井の頭線)を新設すると発表した。使用開始日は2019年3月16日。これにより、両社の改札口が分離されるため、乗換えの際は改札口を一度出場する必要がある。
下北沢駅では2013年3月に小田急線ホームが地下化された後も、京王井の頭線と改札口を共用していた。3月16日始発から「小田急中央口」(小田急線)・「京王中央口」(京王井の頭線)を使用開始し、両社の改札口を分離することで、小田急電鉄は「お乗り間違いがなくなるなど、わかりやすく使いやすい駅に変わります」、京王電鉄は「通路が明確化され、よりご利用いただきやすい駅となります」と説明する。
3月16日以降、小田急線下北沢駅の改札口は小田急中央口・東口・南西口の3カ所に。新設の小田急中央口では、有人改札口と自動改札機8台、自動券売機3台、チャージ機1台、自動精算機1台が設置される。同駅ではその他、ホーム新宿側に新設するエスカレーターを2018年度中に使用開始予定。ホームドアの設置も進め、地下1階ホームは2018年度中、地下2階ホームは2020年度中に使用開始予定とされている。
京王井の頭線下北沢駅の改札口は3月16日以降、京王中央口・西口の2カ所に。ホーム渋谷方に新設される京王中央口では、駅前広場に面した出入口を整備し、井の頭線ホーム下の改札口に自動改札機8台、自動券売機3台、チャージ機2台、自動精算機1台を設置。有人改札口は「オープンカウンターを設けたガラス張りのシースルー改札」とする。西口(吉祥寺方)はこれまで通り利用可能。同駅では2018年度末までに多機能トイレ・男女トイレを新設するほか、2021年度の整備完了をめざし、ホームドアの設置工事も進める。