住宅金融支援機構はこのほど、「住宅金融機構グリーンボンド(一般担保第255回住宅金融支援機構債券)」を2019年1月に発行すると発表した。

  • 住宅金融機構グリーンボンド発行のイメージ(出典:住宅金融支援機構Webサイト)

同機構は今回、「フラット35」(買取型)Sの技術基準を満たす住宅のうち、「省エネルギー性に優れた新築住宅」を対象とした住宅ローン債権の買取代金を資金使途とするグリーンボンドを発行する。

これにより、省エネ住宅普及の取組に関する周知を図るとともに、投資家に資金調達の面からサポートしてもらうことで、「政策実施機関として良質な住宅のさらなる普及促進に貢献する」としている。なお、住宅ローンを資金使途とするグリーンボードの発行は国内で初めてという。

また、今回発行するグリーンボンドは、環境省が募集する「2018年度グリーンボンド発行でモデル創出事業に係るモデル発行事例」として選定され、「グリーンボンドガイドライン2017年版」に適合していることが確認されている。

債券の発行年限は20年、発行額は未定。条件決定時期は2019年1月中旬を予定している。対象住宅は、「フラット35」S(金利Aプラン)省エネルギー性、「フラット35」S(金利Aプラン)耐久性・可変性(長期優良住宅)、「フラット35」S(金利Bプラン)省エネルギー性。買取対象期間は2018年9月~11月。