JR九州は27日、筑豊本線(若松線)若松駅に親しみを感じてもらい、にぎわいを創り出すことを目的として、北九州市若松区の協力により、同駅でジャズのメロディーを活用した放送案内を12月1日から開始すると発表した。

  • 筑豊本線(若松線)で活躍するBEC819系

若松駅が所在する北九州市若松区では、大正期・昭和初期に上海などから流入してきたジャズに触れた若者がジャズバンドを結成したという歴史があり、現在はジャズが街角に流れ、それが似合う街をめざし、「九州ジャズ発祥のまち若松」としてまちづくりを進めているという。

若松駅のホーム・コンコースにおいて、12月1日の始発列車からジャズによる放送案内を開始する。列車接近時の予告音として約20秒間、列車到着後に乗客が改札を出るまでの約100秒間、それぞれジャズのメロディーが流される。その他、9~17時にBGMとしてジャズのメロディーを流すとのこと。

  • 若松駅の駅舎

コンコースには若松区でジャズの音楽文化が栄えた背景などを紹介する 「若松ジャズの歴史」のパネルを設置し、ホーム駅名標には若松区のイメージキャラクター「わかっぱ」のイラストを掲載している。なお、メロディー導入と同じ12月1日、若松区では若戸大橋・若戸トンネル無料化に合わせた記念感謝祭も開催される。