木村拓哉と工藤静香の次女でモデルのKokiが26日、都内で行われた「エル シネマアワード2018」に、女優の寺島しのぶ、俳優の東出昌大、映画監督の三島有紀子とともに出席した。

  • 「エル シネマアワード2018」に出席したKoki、東出昌大、寺島しのぶ、三島有紀子

ファッション誌『ELLE(エル)』(ハースト婦人画報社)が、独自の視点でその年のナンバーワンの映画を選ぶ「エル シネマアワード」。4回目を迎えた今年は、「エル シネマ大賞」に今年のカンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した『万引き家族』、各部門賞には「エル ベストアクトレス賞」に寺島しのぶ、「エル・ガール ライジングアクトレス賞」にKoki、「エル メン賞」に東出昌大、「エル ベストディレクター賞」に三島有紀子監督がそれぞれ受賞した。

今年5月に発売された『ELLE japon』の表紙でモデルデビューを飾ったKoki。同賞の受賞に「とても光栄に思っています。5月に『ELLE』からモデルを始めて、いろんな経験をさせてもらいました」と笑顔を見せた。芸能界デビューとなった今年は「本当に色々な経験をさせていただいて、素敵なクリエーターさんやスタッフさんとお仕事ができて本当にうれしかったです」と回顧。今後の目標として「もっともっと経験を積んで、いろんなキャラクターを演じられるモデルになりたいと思っています」と力強く語った。

「エル ベストアクトレス賞」を受賞した寺島しのぶは、第33回インディペンデント・スピリット賞において、映画『オー・ルーシー!』で主演女優賞にノミネートされるなど、世界各国でその演技が認められた。同賞の受賞には「正直、私がなんでいただけたんだろう、と思うぐらい、時間が経つのがものすごく速くて、『オー・ルーシー!』は今年だったんだって思いました」と笑いを誘い、「評価していただけてとてもうれしく思っています」と受賞を喜んだ。

主演した『オー・ルーシー!』については「小さいところから始まって、インディペンデント・スピリット賞までノミネートさせていただけたことがとても奇跡のような感じでした。ただ、監督の平栁敦子さんはとても熱のある監督で、この熱がきっと世界の皆さんに評価されて上映に至ったんだと思います」と振り返った。

寺島は、来年2月に主演舞台『海辺のカフカ』がフランス・コリーヌ国立劇場で上演される。「フランス人の前で初めて自分の生の演技を見ていただくということで、また自分にとって新たな挑戦になると思っています」と意欲を見せて、「その2月には私も出演させていただいた『幼な子われらに生まれ』(三島有紀子監督作品)がパリで上映されるということで、2月は"寺島しのぶ"の残り香をパリに残して帰りたいなと思っています」と話していた。