リスクモンスターはこのほど、第2回「若手社員の仕事・会社に対する満足度」調査結果を発表した。調査期間は10月23~26日、調査対象は新卒入社1~3年目の個人、有効回答は600人。
若手社員の間で転職意識の高まり
仕事・会社に対する勤続意欲を尋ねると、「3年後も勤務し続けていると思う」と答えた割合は49.0%となり、「3年後は勤務し続けていないと思う」の51.0%を2ポイント下回った。前回調査と比べると、「3年後も勤務し続けていると思う」は9.2ポイント低下し、同調査では「若手新卒社員の転職意識の高まりがうかがえる」と分析している。
「3年後は勤務し続けていない」と答えた理由を聞くと、「給料が低いから」(38.9%)が前回に続いて1位を獲得。以下、2位「最初から転職するつもりだから」(19.6%)、3位「仕事にやりがいを感じないから」(19.3%)と続いた。
勤務先に対するブラック企業の意識を調べたところ、「勤務先はホワイト企業だと思う」が70.0%となったものの、「勤務先はブラック企業だと思う」との回答も30.0%あり、前回同様、約3人に1人は勤務先がブラック企業だと感じていることがわかった。
勤務先に対する「ブラック企業意識」と「勤続意欲」の関連性をみると、前回は勤務先がブラック企業だと思っていても約4割が「3年後も勤務し続けている」と答えたのに対し、今回は25.6%にとどまっており、ブラック企業だと判断した場合は早い時点で見切りをつけて転職に動こうと考える若手社員が増えていることが明らかになった。