JR東日本は22日、「(仮称)横浜駅西口開発ビル計画」の建物名称について、駅前棟が「JR横浜タワー」、鶴屋町棟が「JR横浜鶴屋町ビル」に決定したと発表した。
「JR横浜タワー」は地上26階・地下3階の建物となり、商業ゾーン(地下3階から地上10階)では、地下3階から地下1階まで商業施設「CIAL 横浜」、1~10階にて商業施設「NEWoMan 横浜」、8~10階にてエンタテインメント・コンプレックス「T・ジョイ 横浜」が営業。地上12~26階はジェイアール東日本ビルディングがオフィスを運営する。
「T・ジョイ 横浜」は同社駅ビルで初となる多目的利用型エンタテインメント・コンプレックス。映画上映を核としながらも、ライブ感が楽しめる演劇の実演や最新の映像・音響システムを駆使した各種パブリックビューイングなど幅広いコンテンツ展開に加え、講演会・コンクール・発表会といった地元企業やコミュニティによるイベント等の幅広い利用、「JR横浜タワー」に出店するショップとの連携によるバラエティ豊かな弁当・各種惣菜・スイーツなどの食事を楽しみながらシネマを見るFOODシネマの提案といった多目的な利用を意図している。
なお、「JR横浜タワー」はこれまでの計画に加え、新たに隣接する3カ所(地下2階・南北連絡通路、地下1階・横浜モアーズ、地下1階・JR横浜駅中央北改札内)とつながることで、歩行者ネットワークのさらなる充実を図る。各鉄道路線・周辺施設・地下街・広場などへの円滑な移動ルートを形成し、駅西口周辺の利便性向上に一層貢献するとのこと。
「JR横浜鶴屋町ビル」は地上9階の建物で、1~3階にて商業施設「CIAL 横浜 ANNEX」、2~3階にてスポーツ施設「ジェクサー・フィットネス&スパ横浜」、3~9階にてホテル「JR東日本ホテルメッツ 横浜」、4~9階にて駐車場施設「JR横浜パーキング」が営業を行う。「JR横浜タワー」「JR横浜鶴屋町ビル」ともに開業予定は2020年とされ、東京2020オリンピック・パラリンピック開催前の開業をめざす。