メイテックは11月14日、「残業時間」に関する調査結果を発表した。同調査では、1カ月の残業時間や残業に対する意識を尋ねた。調査期間は7月~9月、調査対象は20~59歳の公務員・会社員、有効回答は1万123人。
1カ月の残業時間は平均17.7時間
平均的な1カ月の残業時間を聞くと、「1~10時間」が35.9%、「0時間」が21.3%、「11~20時間」が15.9%、「21~30時間」が9.8%と、計82.9%が30時間以内と回答。平均残業時間は17.7時間で前年より0.6時間減少した。中央値は前年と同じ10時間だった。
業種別にみると、1カ月11時間以上残業をしている割合が最も高いのは「教育、学習支援業」で56.5%、平均残業時間は31.6時間だった。「運輸業・郵便業」も残業時間が長く平均26.1時間だった。
年齢別では、「50~54歳」と「55~50歳」が最も長く平均19.0時間。一方、20代から30代前半は残業時間が短い傾向がみられた。
残業時間を昨年と比較したところ、計29.7%が「減っている(大きく+多少は)」と回答。残業時間が減ったことについては、「嬉しい」が61.9%、「嬉しくない」が13.0%となった。
残業時間が減ったことによるメリットを聞くと、「体を休めることができるようになった」が44.5%でトップ。反対にデメリットについては、「収入(残業代)が減って困っている」が44.4%と最も多かった。
エンジニアの1カ月の残業時間平均値は20.8時間。中央値は17.0時間だった。