お笑いコンビ・南海キャンディーズの山里亮太がMCを務めるフジテレビ系バラエティ特番『門外不出!! マル秘映像借りました』が、18日(20:00~21:54)に放送される。

  • 進行の堤礼実アナウンサー(左)と山里亮太=フジテレビ提供

この番組は、日本全国の企業や機関に連絡し、資料倉庫に眠る貴重な映像を見ていくというもの。「大阪万博の建設現場」や「渋谷駅の高架工事」、南極に三毛猫がいたという証拠映像や、速度720キロで飛行する戦闘機の空中給油の瞬間の映像など、さまざまな資料映像が登場する。

鹿島建設が撮影した「霞ヶ関ビルの建設現場」の記録映画では、地上100メートル地点にある幅数センチの足場を“命綱なし”で歩き回るとび職人の姿が。「金谷ホテル」に保管されていたフィルムをデジタル化すると、ゾウが街中を歩く風景や、宿泊客が着物姿でスケートを楽しむ様子などが映し出されていた。

番組では、八王子市郷土資料館に匿名寄贈されていたフィルムをデジタル化すると、1945年に休止、64年に廃止された「京王御陵線」を列車が走行している映像が初めて発見され、学芸員でさえ見たことがなかった映像にスタジオも大興奮。他にも、27年開業当初の「高尾山ケーブルカー」の走行映像や、わずか10年で廃止された“幻の路面電車”「武蔵中央電気鉄道」の映像も公開される。

収録を終えた山里は「今まで体感したことのない衝撃を受ける映像の数々でした。日本ってこんな短期間ですごい成長を遂げたんだなってわかりました」と感想。「特に1964年の東京オリンピックだったり大阪万博だったり、大きいことが起きているときの前後の映像は克明に残っていたので、すごいなと思いましたね。昔の日本には、“ビルが建つ”ことだけで1本の記録映画を作らせてしまうようなパワーがあるんですね。見たかったけど見る機会がないまま、倉庫に眠っていた16ミリや8ミリフィルムには、貴重な映像がこんなにも残っていたんだと思いました」と話している。

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