俳優の吉田鋼太郎が25日、都内で行われた「東京ドラマアウォード2018」授賞式に出席し、テレビ朝日系ドラマ『おっさんずラブ』で助演男優賞を受賞。終了後、報道陣の囲み取材に応じ、共演の田中圭と林遣都への嫉妬心を告白した。
今年4月期に全7話で放送された『おっさんずラブ』は、女性からモテない33歳の男・春田創一(田中圭)がある日突然、ピュアすぎる乙女心を隠し持つ"おっさん上司"黒澤武蔵(吉田鋼太郎)と、"イケメンでドSな後輩"牧凌太(林遣都)から告白されるラブコメディー。初回視聴率2.9%ながらSNSを中心に絶賛の声が広がり、最終回の無料見逃し配信が、放送後7日間でテレ朝史上最高となる121.2万回再生(テレ朝動画・TVer・GYAO合計)を記録するなど、異例のヒット作となった。
2014年にNHK連続テレビ小説『花子とアン』以来、2度目の助演男優賞を受けた吉田。「あらためてここに立たせていただくと、たくさんの俳優さんがいらっしゃるのになぜここに僕がいるんだろうと本当に恐縮します」と謙遜し、「でも、うれしいです。名誉なことだと思います」と喜びを伝える。
「演じたことがない役柄なので大変緊張したし、どうやって演じようか少し悩んだ」と告白し、「自分の性格が女性っぽいんですね。わりとじめじめした性格なので。自分の思いを打ち明けられずに家で引きこもっていたり、お酒の力を借りないと告白できなかったり。陰で写真を撮ったりする部長の気持ちが分かるので、途中から『自分の性格でやればいいんだ』ということに気づきはじめて、それほど役作りに苦労したという感じではないです」と撮影を振り返った。
また、「田中くんと林くんは現場終わったあとに一緒にご飯食べに行ったりしていたんですけど、僕は(別の)芝居が入っていたのでそれができなかったですね」とも明かし、「僕はみんなが楽しそうにしているのを見て、少しやきもちを焼いている。実際、林遣都が田中圭と初共演なんですけど日に日に仲良くなっていくのをプライベートで見て、やきもちを焼いている自分にちょっと不思議な気持ちをいだきつつ」と照れ笑い。「そういうプライベートのことも撮影に持ち込めばいいのかみたいな状態でおりました」と撮影秘話を語っていた。