明治安田生命保険は10月18日、「子育てに関するアンケート調査」の結果を発表した。調査期間は2018年4月12~16日、調査対象は0歳から6歳までの子供がいる既婚者、有効回答は1,100人。

理想と現実の差は274万円!

  • 理想と現実の平均年収差(出典:明治安田生命保険Webサイト)

子育てをするにあたっての理想の世帯年収(夫+妻)を聞くと、理想は1,029万円となり、現実(755万円)との差は274万円あることがわかった。男女別にみると、男性は理想が759万円、現実が606万円で、差は153万円。女性は理想が270万円、現実が149万円で、差は121万円となった。

子育てにかかる費用(月額)は平均3万9,240円。負担が大きいと感じるものは、「保育園・幼稚園代」が61.0%と最も多く、次いで「習い事やお稽古事の費用」が41.6%、「食費」が25.8%と続いた。また子育て費用が不足していると答えた人の平均不足金額(月額)は2万3,982円となった。

専業主婦に子育て期間中の勤労について尋ねると、40.5%が「働きたい」と回答。働きたいのに現在働いていない理由として、30.3%が「保育園がない」ことを挙げた。

一方、共働き世帯夫婦に育児休暇の取得日数を質問したところ、男性は「0日」(65.1%)が最多で、平均日数は「7日」。女性は「1年以上2年未満」(26.4%)が最も多く、平均日数は「298日」だった。同調査では「男性に対しての育児休暇制度も整っている企業は増えてきているが、実際活用できている男性は少ない現状にあるようだ」と分析している。