トレンド総研はこのほど、ビジネスパーソンの「働き方」最新意識調査の結果を明らかにした。同調査は8月27日~29日、一日あたり平均1時間以上のデスクワークがある20~50代の会社員男女500名を対象にインターネットで実施したもの。

  • ここ1~2年で勤務先のオフィス以外で仕事をすることが増えたか?

    ここ1~2年で勤務先のオフィス以外で仕事をすることが増えたか?

ここ1~2年で勤務先のオフィス以外において仕事をする機会が増えたと思うか尋ねると、30%が「そう思う」と回答した。

働き方改革において活用したいアイテム・デバイスを尋ねたところ、「パソコン」(74%)、「スマートフォン」(51%)が上位を占めた。年代別に見ると、スマートフォンと回答した人は、20~34歳が63%であるのに対し、35歳以上は44%で、両者には19ポイントもの差が生じている。

また、「パソコン」を選ばなかった人も26%見られた。その理由としては「重たくてかさばるから」(63%)が圧倒的に多く、以下「インターネット環境が必要だから」(29%)、「作業できる場所が限られるから」(25%)、「コンセントなど電源のある環境が必要だから」(24%)などが挙げられた。

仕事における積極的なスマートフォン活用を支持するか聞くと、51%が「支持する」と回答した。35歳以上は「支持する」が44%にとどまったのに対し、20~34歳は64%で20ポイントもの違いがある。

  • 仕事における積極的なスマートフォン活用を支持するか?

    仕事における積極的なスマートフォン活用を支持するか?

実際に「仕事において電話機能以外でスマートフォンを活用している」人は34%だった。特に年収が高い人ほどその傾向が強く、スマートフォンの活用割合は20~34歳の中でも、年収「~300万未満」の人が 27%であるのに対して、「~600万未満」では35%、「600万以上」では38%となっている。

  • 仕事において電話機能以外でスマートフォンを活用しているか?

    仕事において電話機能以外でスマートフォンを活用しているか?

パソコンではなくスマートフォンで仕事をするメリットを聞くと、「持ち運びがラクである」(75%)、「電車移動中も時間を有効活用できる」(65%)、「起動に時間がかからない」(42%)、「電源やWi-Fiの確保に気を配らなくてもよい」(41%)という回答が多かった。

  • パソコンではなくスマートフォンで仕事をするメリットは?

    パソコンではなくスマートフォンで仕事をするメリットは?

仕事でスマートフォンを活用している人に、スマートフォンの活用で業務効率はどれくらいアップするか尋ねたところ、「3割増し」(24%)という回答が最も多かった。

仕事においてスマートフォンを活用した場合、パソコンのみを使用した場合と比べて勤務時間は短縮されると思うか聞くと、81%が「そう思う」と回答した。具体的にどれくらい勤務時間が短縮されると思うか聞くと、平均「66分」という結果になった。

  • 仕事でスマートフォンを活用した場合とパソコンのみを使用した場合を比べて勤務時間は短縮されると思うか?

    仕事でスマートフォンを活用した場合とパソコンのみを使用した場合を比べて勤務時間は短縮されると思うか?

仕事において使用するスマートフォンを選ぶ場合に、今後求めたい機能・性能を尋ねると、「1日使用しても充電が切れない」(67%)、「セキュリティが安心できる」(58%)、「メモリの容量が大きい」(52%)が上位を占めた。「同時に複数の画面で作業ができる」(23%)、「タッチペンなどで画面に直接手書きできる」(17%)という声も多かった。

  • 仕事において使用するスマートファンを選ぶ場合に今後求めたい機能・性能は?

    仕事において使用するスマートファンを選ぶ場合に今後求めたい機能・性能は?