観客動員数120万人を突破した映画『カメラを止めるな!』の舞台あいさつが6日、東京・日比谷のTOHOシネマズ 日比谷で行われ、上田慎一郎監督や濱津隆之らキャストをはじめ23人の関係者が勢揃いした。

  • 映画『カメラを止めるな!』の舞台あいさつに登場した上田慎一郎監督(下段中央)とキャストたち

昨年11月に初めてお披露目された6日間限定の先行上映でたちまち口コミが拡がり、今年6月23日の公開初日からこの日まで149館(今後の上映も含めて269館で上映を予定されている)で拡大上映されるなど、異例のロングランヒットを飛ばしている本作。その勢いはとどまることをしらず、この日で観客動員数120万人を突破し、今後も全国各地で上映が予定されている。

上田監督は「本日のご来場、本当にありがとうございます」とまずは詰め掛けた観客にあいさつし、「6月23日の公開初日から、今日で76日が経ちました。6月23日の初日が、大昔のように感じて、永遠のような2カ月半でした」と心境を吐露。続けて「今日で120万人を突破したそうです」と明かすと会場から拍手が巻き起こり、「それも凄いことだと思いますが、去年の夏の撮影からずっと一緒に走ってきてくれたみんなとこの映画を自分の映画のように応援してくれた皆さんが、今の僕の自慢です」と同じステージに上がったキャストや関係者、そして観客に感謝の言葉を口にした。

また、濱津隆之が演じる映像ディレクターの娘役を演じた真魚は「毎日色んなことが更新されていき、中々追いついていくことができません」と本作の大ヒットが未だに信じられない様子だったが、「以前に日比谷で舞台あいさつをして、またこのメンバーで舞台に立つことができました。こういう機会をいただけて本当にうれしいですね」と上田監督やキャスト陣との再会を喜んだ。

すべての登壇者のあいさつが終わった後、上田監督が締めの言葉。「この映画の生みの親は、僕たちスタッフとキャストで作った映画かもしれませんが、育ての親はここにいる皆さんと、カメラの前にいる皆さんだと思っています」と観客に深々とお辞儀をし、「こんなに熱い親がいる映画って本当にないと思います。皆さんのお陰でこんなに元気な子に育ち、まだまだこの子は遠くまで走ってくれると思いますので、一緒にこの子の背中を見守ってくれたら嬉しいです」とさらなるヒットに意欲を見せていた。