ディズニーの人気キャラクター「くまのプーさん」初の実写映画『プーと大人になった僕』(9月14日公開)のジャパンプレミアが5日、都内で行われ、主演のユアン・マクレガーが登場。さらに、マクレガー演じるクリストファー・ロビンの吹き替え声優を務めた堺雅人も駆けつけ、初対面が実現した。
大人になったクリストファー・ロビンが人生に迷い悩んでいるときに親友のプーと再会し、忘れてしまっていた“本当に大切なもの”に気付いていく姿を描いた本作。このたび、主人公のクリストファー・ロビンを演じたユアン・マクレガーが、親友のプーさんとともに初来日した。
ユアンは「コンバンハ!」と来日を楽しみにしていたファン250人に日本語であいさつ。「やっと日本に来ることができてうれしいです。しかも自分が大好きな作品と共に来日できてうれしく思っています」と喜び、「作っているのが本当に楽しかったので、同じくらいみなさんにも楽しんでいただきたいです。そして、今日はみなさん来てくださってアリガトウ!」と呼びかけた。
レッドカーペットを歩いてファンサービスに応じた後、再びステージへ。堺も登場し、劇中のクリストファー・ロビンとプーの再会シーンに欠かせない“ベンチ”に座ってトークを繰り広げた。堺は「声を入れさせていただくとき、なるべく一つになろうと思って過ごしていたので、お会いできてうれしいです」と感激。ユアンが「これから堺さんの作品が英語圏で公開されるときは必ず僕が声を」と吹き替えを約束すると、「大変光栄です」と喜んだ。
2人はそれぞれ、心に響いたプーの言葉を紹介。ユアンは「クリストファー・ロビンとの会話の中で『何もしない時間が一番好き』と答える。それが一番好きです。何も計画がなく、子供や犬と過ごしたり、1人きりで過ごす、そんな何もしない1日が大好きです。結果的に何もしない1日が一番忙しくなったりするんですよね。もう1つ、プーさんが『今というところから歩き出せばそれが自分の行く場所だ』と言うんですが、それも大好きな言葉です」と話した。
堺は「『今日が一番好き』っていうのはいい言葉だなと思いました」と言葉を挙げ、「お寺の和尚さんが言うありがたい言葉みたいな感じがするし、お茶の先生が言うありがたい言葉のような感じもするし、不思議な力の持ち主が扱う深い言葉のような気もしますし、なんかそういうマスターが使うような…」と『スター・ウォーズ』シリーズでユアンが演じたジェダイの騎士、オビ=ワン・ケノービを意識した発言を。するとユアンは笑いながら「赤いマントを身に着けているかもしれない」と返し、SWファンにはたまらないやりとりとなった。
堺は1日ですっかりユアンの人柄に惚れたようで、「初対面なんですけど、すっごくいい人なんだろうなと。優しくて一緒に遊んだら楽しい人なんだろうなと思いました。年が2つしか違わないんですけど、小さい頃に会ったら一生ついていくなと、それくらい一緒に遊んで楽しい人なんだろうなという気がしました」と話していた。