トーマツは8月31日、「QRコード決済・モバイル決済の利用実態と今後の利用意向に関する調査 2018年」の結果を発表した。調査は5月18日~22日、10~50代のスマートフォン保有者かつスマートフォンアプリ利用経験者2,000名を対象に、インターネットで行われた。

  • QRコード決済およびモバイル決済の利用状況

    QRコード決済およびモバイル決済の利用状況

はじめに、QRコード決済とモバイル決済の利用状況について調べたところ、「利用したことがある」と回答した人の割合は、QRコード決済で9.1%、モバイル決済では20.0%という結果となった。

  • QRコード決済およびモバイル決済の利用頻度

    QRコード決済およびモバイル決済の利用頻度

それぞれの利用頻度については、月に最低1回以上利用がある回答者の割合が、QRコード決済で52.7%、モバイル決済では58.1%と、いずれも半数を超えた。

QRコード決済、「スマホだけで支払い」が魅力

  • QRコード決済に対する魅力因子

    QRコード決済に対する魅力因子

次に、QRコード決済利用者かつ利用満足者を対象に、QRコード決済に対する魅力因子を聞いたところ、「現金・カードを持ち歩かなくてもスマホだけで支払いができる」(36.6%)が最多となった。

次いで「現金に比べて店頭での支払いが簡単でスピーディ」「支払うたびにポイントが貯まるなどお得」(いずれも32.9%)、「ATMでお金をおろさなくても済む」(28.0%)が上位に挙がったほか、「QRコード決済が使えるお店が増えてきた」「LINEや楽天などすでに利用している企業の新サービスだから」(いずれも21.3%)、「QRコードを読み取るスタイルが楽しい」(20.1%)など、QRコード決済ならではの特徴も一定数の票を集める結果となった。