キューサイはこのほど、「野菜摂取の実態調査」の結果を明らかにした。同調査は5月10日~17日、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県に住む30代~40代女性1,231名を対象にインターネットで実施したもの。

  • あなたは朝食について、どんなことを心がけていますか?

    あなたは朝食について、どんなことを心がけていますか?

朝食で重要視している点を尋ねたところ、「準備にあまり時間をかけたくない」(81.7%)という回答が最も多かった。2位は「短時間で食べられるものを食べたい」(72.9%)、3位は「健康によいものを食べたい」(63.7%)、4位は「栄養のバランスをよくしたい」(56.8%)となっている。

最もよく食べている朝食のジャンルについて聞くと、「食パンなどの洋食」(50.3%)が最も多く、「ごはん、お味噌汁などの和食系」(29.8%)、「コーンフレークやグラノーラなどのシリアル系」(14.5%)と続いた。「ギリギリまで寝ていたい」や「手をかけた和食がいいと思うが時間がない」というコメントも寄せられた。

普段朝食で食べているものを尋ねると、「食パン」(73.8%)、「ヨーグルト」(69.2%)、「食パン以外のパン」(63.0%)が上位を占めた。「野菜(サラダなど)」は40.0%と半数以下だが、「野菜系ジュース」(28.6%)、「果物系ジュース」(25.1%)、「スムージー」(18.6%)、「青汁」(11.4%)など、飲料で補っている人も多い。

  • 普段朝食で良く食べているもの

    普段朝食で良く食べているもの

厚生労働省の調査では、野菜摂取量の平均値が成人の1日の目標量である350gをすべての世代でクリアできていないという。同社の管理栄養士である今村弥生氏は「ダイエットや朝食抜き、外食の増加などの食環境の変化は野菜不足の要因の一つ。忙しい中でも食生活を少し見直して野菜を毎日補う工夫をしましょう」とコメントしている。

  • 野菜摂取量の平均値(20歳以上、性・年齢階級別、全国補正値)出典:平成28年 国民健康・栄養調査結果の概要

    野菜摂取量の平均値(20歳以上、性・年齢階級別、全国補正値)出典:平成28年 国民健康・栄養調査結果の概要