LCCのバニラエアは7月18日、北海道函館商業高等学校と共同開発した機内食の最終選考会を実施した。事前に行われたプレゼンテーションでグランプリに選ばれた「ごろっと! ほっこり! スープカレー」の試作品の中から、実際に搭載する商品を決定した。同商品は12月~2019年2月までの3カ月間、バニラエアの国内線・国際線(那覇=石垣線を除く)で提供される。

  • 北海道函館商業高等学校の生徒とバニラエアの客室乗務員などが一緒に機内食を最終選考

    北海道函館商業高等学校の生徒とバニラエアの客室乗務員などが一緒に機内食を最終選考

今回のコラボレーションは、2017年に横浜で開催された「商業高校フードグランプリ」がきっかけだった。北海道函館商業高等学校と函館のレストランとの商品開発に触れ、斬新なアイディアと地元・函館への熱い想いに感銘を受けたバニラエアは、インフライトサービス部より同校へアプローチし、今回の企画の実施に至ったという。

  • 「ごろっと! ほっこり! スープカレー」をプレゼンテーション

    「ごろっと! ほっこり! スープカレー」をプレゼンテーション

  • 最終選考会に並んだ3つの試作品

最終選考に先立ち、5月に北海道函館商業高等学校 流通ビジネス科の3年生37人が6チームとなってそれぞれ1品ずつ機内食を考案する選考会を実施。合計6品の中から選ばれたのが、今回の最終選考会の題材となった「ごろっと! ほっこり! スープカレー」だった。その他には、函館で有名なイカを使ったイカナポリタンや、バニラエアカラーをしたかぼちゃプリンなどが提案された。

  • それぞれを食べ比べながら意見を交わす

  • Aの形の辛さは2番(中辛)の商品の搭載が決定

    Aの形の辛さは2番(中辛)の商品の搭載が決定

搭載が決定した「ごろっと! ほっこり! スープカレー」を提案した生徒たちとskypeを通じ、搭載時の容器、味、具材などを打ち合わせを行い、その結果、7月18日には3つの試作品が並んだ。同メニューを提案した北海道函館商業高等学校の生徒とバニラエアの客室乗務員などが辛さ・器(色や形)を選んだ結果、Aの形の辛さは2番(中辛)の商品の搭載が決定した。

  • バニラエア社長の五島勝也氏も最終選考会に参加

    バニラエア社長の五島勝也氏も最終選考会に参加

  • 12月~2019年2月までの3カ月間、バニラエアの国内線・国際線(那覇=石垣線を除く)で提供される

    12月~2019年2月までの3カ月間、バニラエアの国内線・国際線(那覇=石垣線を除く)で提供される