お笑いコンビの千鳥が、2日に東京・吉本興業東京本部にて行われた「北海道下川町×吉本興業 SDGs推進における連携協定 発表会見」で司会を務め、ゲストに西川きよし、木村祐一、ガンバレルーヤが出演した。
昨年12月に発表された、第1回「ジャパンSDGsアワード」(SDGsの達成に向けて優れた取り組みを行っている企業・ 団体などを政府が表彰)で、最高賞にあたるSDGs推進本部長(内閣総理大臣)賞を受賞した北海道下川町と、特別賞にあたるSDGsパートナーシップ賞を受賞した吉本興業が、このたびSDGs推進における連携協定を結び、 「プロジェクト“下川町株式会社”」をスタートさせることとなった。
会場では下川町で作られたアロマが焚かれていたため、ノブが「アロマ焚いてる会見なんて、クセが強い!」とおなじみのフレーズを披露。だが、ウケがイマイチだったため、2人して「どうしました!?」と記者に問いかけ笑いを誘った。
北海道下川町長の谷一之氏は、下川町は豊かな資源を元に持続可能な地域社会の実現を目指して頑張っているが、経営資源としての人材や仕組み作りが乏しく、「エンタメ力」が不足していること、そしてその「エンタメ力」を吉本興業との連携協定を結ぶことにより強化したいと考えていると明かした。
一方、吉本興業 共同代表取締役社長CEOの大崎洋氏は「これを機会に、私たち社員やスタッフ、芸人が下川町に足しげく通っていろんなプロジェクトを発足させたいし、発信していきたい」とコメントした。
同プロジェクトでは、吉本興業の強みである「コンテンツ力」「プロモーション力」「デジタル展開力」を活用し、下川町の魅力を最大限に引き出すことで、地域発の取り組みとして日本国内やアジア、世界に向けて新たな可能性を発信することを目指す。
具体的には、(1)下川町のホンモノ(特産品)を全国・世界へ届けること、(2)「笑い」を心のインフラに、(3)スキージャンパーのまちの3つ。そして、木村祐一とガンバレルーヤが登場し、下川町のホンモノ(特産品)として、下川町の寒暖差が作り出す甘みのある卵「下川60」、フルーツトマト、トマトジュース、生クリームあんぱんなど、さまざまな特産品を紹介した。3人とも試食できるものは全て試食。「おいしい!」と大満足だった。
吉本芸人を代表して西川きよしも挨拶。「僕が吉本興業にお世話になって今年で54年になりますが、僕が入った頃は、吉本興業が世のため人のためになるなんて想像もつかんかったなぁ~」と感慨深そうに話したあと、「まずはみんなで下川町に行かせていただいて、笑いで盛り上げさせていただきたい。みなさんと協力して、小さなことからコツコツと頑張ります!」と決意を語った。
そして、ここでサプライズが! 当日が誕生日という西川きよしのお祝いが行われ、下川町長・谷氏より下川町の特産品「手延べうどん」を年齢の数である72袋プレゼント。西川は恐縮しながら「こりゃヘレンも喜ぶわ」と喜んでいた。