サッカー・ワールドカップ(W杯)ロシア大会の決勝トーナメントでは、新デザインの公式球が採用されている。
決勝トーナメントは6月30日から行われ、ウルグアイ、フランス、ロシア、クロアチアなどがベスト8に進出。日本代表は7月3日午前3時、1次リーグ3連勝で1位通過したFIFAランキング3位の強豪・ベルギーに挑む。
FIFAのオフィシャルパートナーであるマルチスポーツブランド・アディダスは先月27日、新デザインの公式試合球を公開。
ボールに印字されている「TELSTAR MEYTA(テルスターミチター)」は、“Star of Television”のコンセプトを持つ初代「TELSTAR」の伝統と最新テクノロジーを融合したもの。「ミチター」はロシア語で「夢」「野望」を意味し、選手やファンのW杯に対する敬意を表現している。決勝トーナメントの熱狂、ホスト国・ロシアをイメージし、鮮やかなレッドカラーを取り入れた。
また、「サーマルボンディング製法」という熱接合技術により、縫い目の無い表皮構造を実現。これにより、どこを蹴っても同一の反発力が生じ、正確なパスやシュートへとつなげる。そのほか、アディダス独自の「新形状の6枚均一パネル」の組み合わせはボールバランスと飛行安定性に貢献する。
2大会ぶりに決勝トーナメントに進出した日本。初のベスト8に向け、新公式球への対応も鍵となる。