JR四国は25日、訪日外国人の利用者に対し、より一層の利便性向上を図るため、一部の駅・車両へ無料公衆無線LANサービス(無料Wi-Fiサービス)を導入すると発表した。

  • 特急「しおかぜ」「いしづち」に使用されるJR四国の特急形電車8600系

サービス導入の対象駅は、予讃線の多度津駅・詫間駅・観音寺駅・川之江駅・伊予三島駅・壬生川駅・伊予北条駅・伊予市駅・伊予大洲駅、土讃線の大歩危駅・後免駅・窪川駅、高徳線の栗林駅・屋島駅・志度駅、牟岐線の阿南駅の計16駅。アクセスポイントは各駅の改札付近に設置し、7月14日の窓口営業開始に合わせてサービスを開始する。

また、予讃線の高松駅・坂出駅・宇多津駅・丸亀駅・新居浜駅・伊予西条駅・今治駅・松山駅・内子駅・八幡浜駅・宇和島駅、予土線の近永駅、高徳線の徳島駅、牟岐線の南小松島駅・日和佐駅、徳島線の鴨島駅、土讃線の善通寺駅・琴平駅・阿波池田駅・土佐山田駅・高知駅の計21駅については、他提供者による無料公衆無線LANサービス導入駅となる。

サービス導入の対象となる車両は、おもに特急「しおかぜ」「いしづち」で使用する特急形電車8000系(計45両)・8600系(計17両)で、8月1日から順次サービス開始し、今年度末までに全編成でサービスを提供する予定。ただし、携帯電話の電波を使用したサービスのため、トンネル内や山間部などでは利用できない場合がある。

なお、無料公衆無線LANサービスの駅と車両の認証は連携しており、シームレスで利用可能。サービスを提供する駅・車両にステッカーを掲出して利用者に知らせるほか、サービス開始に合わせてホームページに利用方法の掲載も行う予定としている。