JR東日本仙台支社・盛岡支社は7月1日に気仙沼線BRTのダイヤ改正を実施する。整備を進めていた柳津~陸前戸倉間・最知~松岩間の専用道も同日始発から供用開始する。これにともない、柳津~陸前戸倉間に位置する陸前横山駅は震災前と同じ位置にあたる専用道上に移設される。
柳津駅では鉄道ホームから約80m気仙沼方にBRTホームを設置し、構内への乗入れを開始する。鉄道ホームとBRTホームの間に上家付き通路を設置し、跨線橋を通らずに乗り換えられるようにする。松岩駅も震災前と同じ位置にあたる専用道上に移設され、所要時間が2分短縮される。
また、すでに発表されている通り、ベイサイドアリーナ駅は「南三陸町役場・病院前駅」に駅名を変更。新駅「志津川中央団地駅」もダイヤ改正に合わせて開業し、志津川~清水浜間の運行ルートが変更となる。
柳津駅と前谷地駅では、一部の便においてBRTと列車の乗換え時分を改善し、4分から最大19分短縮する。鉄道と並行して運行中の前谷地~柳津間のBRT運行本数は現行の10往復から5往復に減らす。