新製品が次々と発売されたり、新しいサービスが始まったりする文房具業界。最新の情報は常にキャッチしておきたいものですよね。今はインターネットでも多くの情報を入手できますが、体系的にまとまった情報や美しい写真の数々、貴重な資料を見たいなら、断然“雑誌”がおすすめです。

今回は文房具好きであれば必読とも言える3つの雑誌を、それぞれの魅力とともにご紹介します。

文房具の専門誌と言えばこれ!『趣味の文具箱』(エイ出版)

万年筆をはじめとした筆記具や最新文房具の情報を手に入れたいなら、ぜひ読んでいただきたいのが『趣味の文具箱』です。

『趣味文(しゅみぶん)』と呼ばれ親しまれているこの雑誌は年4回(3、6、9、12月)発刊。なにより魅力的なのは、万年筆や文房具の美しい写真の数々と圧倒的な情報量です。丁寧に撮影された美麗な万年筆は眺めているだけでうっとりしてしまいます。万年筆だけでなく、さまざまなジャンルの文房具に関する情報が充実していて、まさに文房具好き必読の雑誌です。

こちらは2017年12月発売の『趣味の文具箱 Vol.44』の付録「万年筆インクカタログ」。全602色もの万年筆インクのデータがメーカー別、色別に分類され一覧になった貴重な資料です。このように他では手に入れられない情報が毎号惜しみなく掲載されていて、私も毎回ワクワクしながら購読しています。『趣味文』を読めば、きっとあなたも更に深い文房具の沼へと足を踏み入れてしまうことでしょう……。

『Bun2(ブンツウ)』(ステイショナー)

『Bun2(ブンツウ)』は隔月で発行されているフリーマガジン。全国約550店舗の文具店の店頭で配布されていて、誰でも自由に手に取ることができます。

無料にもかかわらず、文房具の新製品情報やライター陣のコラム、季節に合った特集など充実した内容で、ファンが多いフリーマガジン。私も新製品情報は『Bun2』で毎回チェックしています。

次号は6月1日に配布開始。文具店で配布されているのを見かけたら、ぜひ持ち帰ってじっくり読んでみてくださいね。

『デザインのひきだし』(グラフィック社)

前述の2誌と違って文房具の専門誌ではありませんが、ぜひ読んで欲しいのが『デザインのひきだし』です。

こちらは年3回(2月、6月、10月)発行されていて、誌名の通り、紙や印刷、加工などデザインに関する特集を毎号1冊まるまる使って行っている雑誌。

例えば2017年10月に発売された『デザインのひきだし32号』では「紙づかいマスターへの道」と題し、印刷用紙からファンシーペーパー、包装紙、板紙や加工紙にいたるまでとことん“紙”にフューチャー。

特集の内容が圧倒的なのはもちろんのこと、表紙には格子状に糸が挟み込まれた珍しい紙にエンボス加工というこだわりっぷり。さらに付録には4cmもの厚みのある「実物・紙サンプルBOOK」がついていました。

毎号、思わず手に取りたくなる佇まいで、情報としてだけでなく1冊の「紙の雑誌」という形あるモノとしてもコレクションしておきたくなる雑誌です。

紙や印刷方法に興味のある方、オリジナルの文房具を作ってみたい方などにおすすめしたい『デザインのひきだし』。毎号品切れが続出するので、発売日をチェックしておいてくださいね。特殊印刷を特集した最新号『デザインのひきだし34』は6月上旬に発売です。

インターネットが普及しても、やはり雑誌で読みたい情報、雑誌でしか得られない情報は多いもの。紹介した中で気になる雑誌があった方は、ぜひ手にとってみてくださいね。

【今回紹介した書籍】
エイ出版『趣味の文具箱』
ステイショナー『Bun2(ブンツウ)』
グラフィック社『デザインのひきだし』

<著者プロフィール>

まき(福島槙子)

文房具の魅力を発信するウェブマガジン「毎日、文房具。」副編集長。文具プランナーとして文房具の情報を発信。その人その人にぴったりの文房具を見つけるお手伝いや、日々の生活に役立つ文房具、主婦目線での文房具の使い方を提案しています。各種メディア・イベントへの出演やコラムの連載も多数。著書に『まいにちねこ文具』(P ヴァイン)。福島槙子公式ブログ