JR四国の近郊形電車121系が、2018年度末をめどに7200系へのリニューアル工事・形式変更を完了する見込みとなった。リニューアル前の121系(四国色)を使用した団体貸切列車ツアーが7月28日に行われる。

  • 予讃線を走る四国色の121系。今年度末をめどに7200系へのリニューアル工事・形式変更が完了する見込みに(写真は2017年1月撮影)

121系は高松地区の電化開業に合わせて投入され、同地区の予讃線・土讃線で普通列車などに使用されてきた。121系を大規模リニューアルした7200系は2016年6月から投入が始まり、対象とされた19編成38両のリニューアル工事・形式変更が今年度末をめどに完了する見込みとなった。

残り少ない四国色の121系を使用した募集形企画旅行は、「跳ねろコイルバネ! 唸れMT-55!! 121系四国色でゆく 復刻サンシャトル号ツアー」として7月28日に実施される。当日、121系の貸切列車はJR四国発足時に使用していた「サンシャトル」のヘッドマークを装着して運行。長時間停車の駅で撮影時間も設定されている。

往路は高松駅を9時30分頃に発車し、予讃線を走行して伊予西条駅に12時頃に到着。「鉄道歴史パーク in SAIJO」の四国鉄道文化館を見学し、フリーゲージトレイン車内の特別公開も予定されている。復路は伊予西条駅を14時頃に発車し、高松駅に17時30分頃に到着予定。ツアー参加者には限定キーホルダー・トートバッグがプレゼントされる。

  • リニューアル後の7200系は台車に「efWING」を採用。121系が新製された当時の赤色のラインを踏襲しつつ、緑色のラインも入った

「跳ねろコイルバネ! 唸れMT-55!! 121系四国色でゆく 復刻サンシャトル号ツアー」の募集人員は70名で、6月15日から販売開始され、旅行代金は大人9,800円・こども8,500円。JR四国ツアーなどから申込みを行う。