JR東日本とDeNAが2017年12月から行っている「レンタカー無人貸出サービス」の実証実験が、6月1~30日の期間、展開箇所を拡大して実施される。

  • 「Anyca(エニカ)を活用し、「JR東日本レンタリース」の保有車両を無人にて貸し出すサービスを2017年12月に開始

DeNAが提供する個人間カーシェアリングサービス「Anyca(エニカ)」を活用して行われている同プロジェクト。ホテルの宿泊客がカウンターで手続きする手間をなくし、手軽にレンタカーを利用できるようにすることの効果を検証するほか、駅レンタカー営業所の営業時間外での利用に関するニーズ調査も目的としている。

  • 「Anyca」のスマートフォンアプリで車両を検索・予約し、アプリからスマートキーを操作することでドアを開錠。対面での手続きが不要になるため、レンタカー営業所の営業時間外でも利用可能というわけだ

今回、サービス拡大箇所として、JR東日本グループの4つのホテル(ホテルメトロポリタン仙台イースト・ホテルメトロポリタン盛岡NEW WING・ホテルメトロポリタン山形・ホテルメッツ水戸)のほか、3つの駅レンタカー営業所(東京駅・那須塩原駅・勝浦駅)が選ばれた。

  • 提供車両は日産「ノート」(イメージ)。スマートキーデバイスが設置されている

「Anyca」では、必要なときに好みのクルマを使いたいドライバーをマッチングするサービスを展開しており、都内を中心に13万人以上の会員、4,000台以上の車両が登録されている(2018年4月時点)。個人間でのクルマ受渡しの利便性向上のためスマートキーデバイスを開発しており、無人貸出サービスの提供によって、旅行先での「Anyca」利用をより推進していくとのこと。

料金設定は5,000円~/1暦日(地域、時期によって異なる)。「Anyca」のスマートフォンアプリはバージョン8.0以上のiOS対応となる。