エンタメ要素たっぷりのホラーメニュー

続いてオススメなのが、「綿あめ牢に囚われたチキン野郎」(税別780円)。なんて名前のメニューなんだ。こちらは店員さんがテーブルでバーナーを使い盛大に綿あめにファイヤーしてくれるから、見た目にも楽しく盛り上がりそう。キャンプファイヤーがそうであるように、火を見ると人間ストレス解消されるらしい。うん、なんとなくわかる。バーナーの炎で焼き尽くされた綿あめが溶けたチキンは、タレと合わさって甘い味わい。照り焼きが好きな人には好まれそうだ。

  • 心なしかSっぽい店員のお姉さんが火あぶりの刑にしてくれた

そして、みんなでワイワイ騒ぎながら食べるならこれ「呪いの煮玉子」(税別500円)だ。『呪い』の文字が乗った煮卵は、わさびがたっぷりと入ったロシアンルーレット仕様。4つのうちひとつに入れることもできるし、リクエストで何個でもわさびを入れることができるそうだ。今回は4つ中ひとつにわさびが入った状態でロシアンルーレットに挑戦。入場時に手錠をかけてもらったMさんと対決してみた。

  • 「呪」っていうわりに卵はポップな感じなので怖くはない。ただ、ロシアンルーレットにあたると超辛い、らしい

ひとつ目はお互いセーフ。2つ目を食べたとたん、「ウッ!」と唸り声をあげるMさん。見事に命中、みるみる涙目に。相当辛いみたい。手錠はされるはわさびを大量に食べさせられるわ、ダチョウ倶楽部のような目に合わせてしまって本当すいませんでした。辛さに耐えられない人は、「サイコパスメデューサ」(税別550円)で喉を潤そう。見た目も味も爽やかな風味のドリンクだ。まあ、目玉が入ってるけど。

  • 「サイコパスメデューサ」(税別550円)は見た目と爽やかな味のギャップがすごい

モンスターたちが襲来!

と、そんなことをしながら食事を楽しんでいたら! 突如鳴り響くサイレン。部屋の電気も消えてしまった。いったい何事?かと思いきや、いきなりモンスターらしき方々が部屋に勝手に入って来た。どうやら2時間に1回程度行われるイベントにあたってしまったようだ。ちょっとさ、本気で怖いじゃないか!

  • ジェイソン的なヤツもいた。結構クール

  • よく見ると怖いのかオモロいのかわからない謎のキャラ

せっかくだから写真を撮っていると調子に乗ったモンスターが筆者が飲んでいた「サイコパスメデューサ」を勝手に飲んでやがる! モンスターとの間接KISS。嬉しくねえ~。こっちを見て「美味しいですよ」(と言っている気がした)じゃないよ、本当に。

  • 「美味しいですぅ~」じゃないんだよ。なんだオマエは

  • お客さまの飲み物を勝手に飲むモンスター。後にポリスに撃ち殺されていたから許す

  • モンスター退治中のポリスさんが真剣に頼もしい

結構長い時間、暗闇の中から次々とモンスターがやってきては脅かしていくので、お店のあちこちから悲鳴が上がっていた。怖がりな人はかなりしんどいくらい、リアルに怖いと思う。ただし、お店にきてこのイベントを経験したことで結婚に繋がったカップルもいるというくらいだから、会社の気になる女の子を連れてくるもよし、好きな先輩社員に連れてきてもらうもよし。ドキドキしながらも良いコミュニケーションになるのではないだろうか。

  • 工夫を凝らしたエンタメ色が強いメニューのラインナップ。パーティーに最適だ

  • ドリンクメニューがどう見ても普通じゃないので悩む

というわけで、「LOCK FES」について取材にきてみたものの、お店自体の癖が強すぎて結果的に「モンスター、マジで怖い」という結論になってしまった。とにかく、変わり種メニューも豊富でイベントも満載の「監獄レストラン ザ・ロックアップ」は大勢でストレス解消するにはもってこい。疲れたとき、憂鬱なときは大騒ぎしに行ってみよう。

●information
「監獄レストラン ザ・ロックアップ 新宿店」 東京都新宿区歌舞伎町1-16-3
新宿スクエアビル6・7F
電話:03-5292-5516
営業時間:月~日・祝祭日 17~24時
(フードL.O.23時30分、ドリンクL.O.23時30分)
休:なし