参天製薬はこのほど、「目の紫外線対策」に関する調査結果を明らかにした。同調査は3月15日~16日、20~40代の女性500名を対象にインターネットで実施したもの。

  • 普段、紫外線を気にしている部位と、具体的に紫外線対策をしている部位

    普段、紫外線を気にしている部位と、具体的に紫外線対策をしている部位

普段の生活で紫外線が気になることはあるか尋ねたところ、49%が「よくある」、42%が「たまにある」と回答した。

「普段、紫外線を気にしている部位」はどこか聞くと、「顔」(99%)、「体」(57%)に続き、38%が「目」と回答した。しかし「具体的な紫外線対策をおこなっている部位」では「顔」が91%、「体」が52%に対し、「目」は14%にとどまっている。

対象者に紫外線が目におよぼす影響として、「直接肌に紫外線を浴びることだけでなく、目に入る紫外線も日焼けの一因となる」は正しい情報か答えてもらったところ、57%が「事実だと思わない」と答えた。「日本人は、欧米人と比べて、目から紫外線を浴びやすい」も、89%は「事実だと思わない」と回答している。

「目から紫外線を浴びすぎると、失明の可能性が高まる」は、90%が「事実だと思わない」と答えた。これらはすべて、最新の調査・研究報告において事実であることが明らかになっている内容だが、3項目いずれについても「事実だと思う」と答えた人は半数以下となっており、目に対する紫外線の影響を正しく理解している人は少数派であることがわかった。

肌と同様に、目も紫外線の影響を受けることを対象者に伝えた上で、目の紫外線対策を行うことは重要だと思うか聞くと、95%が「そう思う」と回答した。紫外線による目のダメージが目薬で対策できることを知っているか尋ねたところ、83%が「知らない」と答えた。

  • 紫外線による目のダメージを目薬で対策できることを知っていますか?

    紫外線による目のダメージを目薬で対策できることを知っていますか?

目の紫外線対策を目薬で手軽に行いたいと思うか尋ねたところ、88%が「そう思う」と答えた。

  • 目の紫外線対策を目薬で行いたいと思いますか?

    目の紫外線対策を目薬で行いたいと思いますか?

中目黒眼科院長の眼科医・杉本由佳医師によると、目に強い紫外線が入ると、それを察知した脳は体内に「メラニン色素」を作るように命令を出すという。そのため、顔や体の紫外線対策をがんばっていても、目を無防備にさらしていると、せっかくの努力が台無しになってしまう可能性があるとのこと。

最近の研究では、彫りの深い欧米人と比べて、そうでない骨格の日本人は、欧米人の1.66倍の紫外線を浴びていることがわかっている。日本人は瞳の光彩の色が濃いため、欧米人と比べてまぶしさを感じにくいが、まぶしくなくても紫外線を浴びている可能性は高いという。

「目への紫外線の影響を防ぐには、紫外線に直接目をさらさないことが大切」と杉本医師。保護のためにUVカットが施され、目の周りもカバーするフレームが大きめのサングラスを日常的にかけることをすすめている。また、角膜ダメージを修復する機能のある目薬で適切にケアをすることも重要だとしている。