エン・ジャパンは5月16日、「副業」に関する実態調査の結果を発表した。調査期間は2018年3月28日~4月25日、調査対象は「エン転職」利用者で20~40代の正社員、有効回答は3,111人。

副業にかける時間は?

副業への興味を聞くと、88%が「興味がある」と回答。理由としては、「収入を得るため」が圧倒的に多く83%を占めた。

「副業経験がある」人は32%。経験したことのある副業は、「アルバイト(接客・販売・サービス系)」が59%と最も多く、以下、「アンケートモニター・ポイントサイト」が22%、「ネットオークション・フリマサイト」が15%と続いた。

副業経験者が副業に費やしていた時間(週あたり)は、「5時間未満」が計60%に上った。また副業で得ていた月の収入額を尋ねると、「1万円~5万円未満」が計47%となったほか、「50万円以上」という人も計2%いた。

  • 副業経験がある方に伺います。副業を行なったことで得た、月の収入を教えてください

現在も副業を続けている人は45%、続けていない人は55%。止めた理由としては、「副業禁止の会社に転職したため」(29才女性)、「本業が多忙になり、両立が難しくなった」(30才男性)といった声が寄せられた。

副業の解禁状況をみると、「認められている」は13%にとどまり、「認められていない」が55%を占めた。

副業をする際に難しかった(難しそうだと思う)ことは、1位「時間管理」(経験者64%、未経験者67%)、2位「確定申告など、事務作業に関する知識・処理」(31%、50%)、3位「本業との切り分け」(29%、45%)となった。

副業を実現するために必要だと思うスキル・能力を問うと、「時間管理能力」(経験者64%、未経験者71%)が最も多かった。